SUMOLIGHT SUMOMAXは、六角形のRGBW LED照明で、その形状から大きなハニカム状のライトアレイを素早く組み立てることができる。この高出力器具は調光可能で、広いCCT範囲、交換可能なビーム角、ネジ不要の取り付けシステム、内蔵の照明効果などを特徴としている。
昨年、ドイツの照明メーカーSUMOLIGHT社から拡張可能なLEDウォールコンセプトが発表されたことをレポートした。このブランドは、同社のモジュール照明システム「SUMOSPACE」の中核をなす六角形のLED照明器具「SUMOSPACE+」でも有名だ。
このファミリーが、SUMOLIGHT SUMOMAXの登場により、さらに充実した。この新しいRGBWW LEDライトは、SUMOSPACE+の遺産を基に作られているが、優れた機能とより明るい出力を搭載している。
ハイパワー出力
新しいSUMOLIGHT SUMOMAXは、19ピクセルのRGBWW LED構造を持つ、特異な形状のフルスペクトル700Wだ。実際、この器具は六角形のフラットデザインを採用しており、複数のSUMOMAXユニットを大きなハニカムアレイに素早く配置することが可能となっている。
SUMOMAXのもう一つの特徴は、1,800から15,000Kまでの非常に広い色温度スペクトルを持つこと。さらに、0〜100%の範囲で完全に調光することが可能だ。同社によると、この強力な光源は、3メートルの距離で最大20,500ルクスを出力することができる。このような明るい出力には、静音パッシブクーリングシステムが必要となる。
この六角形のライトの特徴は、本来のビーム角が20°であることだ。しかし、交換可能なクリップオンオプティクス(30°、60°、90°、120°)により、簡単に拡張することができる。これにより、光の形状や制御の自由度が大きく広がる。
ハニカム構造
SUMOMAXユニットのハニカム構造の構築は、SUMOSNAPのワンクリッククイックリリースシステムにより、非常にシンプルだ。これは、大作でライトウォールや大型ソフト光源を作成する際に便利だ。さらに、アレイのすべてのフィクスチャーは、個別またはグループとして制御することができる。
ところで、SUMOMAXには、最新のLED照明器具に期待される高度な制御・接続機能が搭載されている。このライトは内蔵のタッチスクリーンディスプレイ、DMX/RDM、イーサネット、Wi-fiで制御することが可能だ。
デザイン、取り付け方法、エフェクト
重量は約15.8kg、サイズは561×500×175mmで、面積を考えるとかなり軽量な光源であることがわかる。
SUMOMAXは、トラスシステムやグリップ金具への取り付け作業を容易にするため、ネジのないインターフェイスを採用しており、オプションのヨークを別途購入することも可能。また、30Hzのシャッター/ストロボを内蔵するなど、さまざまな照明効果を備えている。
主な特徴
- フルスペクトルRGBWW LED
- モジュール式六角形状
- 1,800-15,000K
- 高出力
- 100%調光可能
- 照明効果内蔵
- ハニカム構造
- 561x500x175mm / 22.1×19.7×6.9インチ
- 15.8kg
- 照射角度を変更可能(20°、30°、60°、90°、120°)。
- IP65準拠
価格と発売時期
現在、この製品に関する価格情報はない。参考までに、電源コード付きのSUMOSPACE+は、現在5,090ドルで販売中。SUMOMAX RGBWW LEDライトの価格と入手方法については、こちらのSUMOLIGHT社のウェブサイトをご覧いただきたい。