SWITは、高負荷出力と新しいデザインを特徴とするCIMO CINE Vマウントバッテリーの新シリーズを製品ラインに追加した。CIMO-98S、CIMO-160S、CIMO-200S、CIMO-290Sの4つのモデルは、 異なるパワーニーズに対応するために様々な容量を提供し、それぞれが特定のユースケースに合わせて調整されている。
放送・映画業界向けの製品を専門とする中国企業SWITは、バッテリー市場でも負けておらず、つい最近もNAB2024でポケットVマウントバッテリーOMNI-50SとOMNI-99Sを発表したばかりだ。また、Cine Gear 2024で紹介したFM-215HDR 21.5インチディスプレイを含むモニターでも有名だ。
4種類の電源オプションで高負荷を実現
同社によると、これらの新しいCIMO CINEバッテリーの主な特徴は、ユーザーが高出力のシネカメラとオンカメラデバイスに同時に電力を供給できる真の高負荷を提供する能力である。4つのバッテリーはすべて定格電圧14.4V(11V-16.8V)で動作するが、4つのモデルにはそれぞれ異なるオプションが用意されている。
CIMO 98S – 98Wh/ 6.8Ah (fly-friendly capacity)
- 150W/12A定負荷(ピーク負荷200W)
- 2×Dタップ入出力
- 1×USB-A 5V/9V 2A出力
- 1×USB-C45Wイン65Wアウト
- 4LEDパワーインジケーター
- LEDトーチ内蔵
- 強力な1.2m落下防止
CIMO-160S 160Wh / 11.1Ah (fly-friendly capacity)
- 200W/16A定負荷(ピーク負荷270W)
- 100W/6Aの超高速充電
- 2×Dタップ入出力
- 1×USB-A 5V/9V 2A出力
- 1×USB-C 60Wイン 65Wアウト
- OLED残時間表示
- LEDトーチ内蔵
- 強力な1.2m落下防止
CIMO-200S 196Wh / 13.6Ah
- 200W/16A定負荷(ピーク負荷270W)
- 100W/6A 超高速充電
- 2×Dタップ入出力
- 1×USB-A 5V/9V 2A出力
- 1×USB-C 60Wイン 65Wアウト
- OLED残時間表示
- LEDトーチ内蔵
- 強力な1.2m落下防止
CIMO-290S 290Wh / 20.1Ah
- 250W/20A定負荷(ピーク負荷335W)
- 100W/6Aの超高速充電
- 2×Dタップ
- 1×USB-A 5V/9V 2A出力
- 1×USB-C 60W 65W出力
- OLED残時間表示
- LEDトーチ内蔵
- 強力な1.2m落下防止
SWIT CIMOバッテリーのデザイン
SWITはCIMOシリーズのデザインを一新し、USB Type Cインターフェイスを搭載したほか、OLEDスクリーンをバッテリー側面に移動させ、落下防止の安全性を高めた(同社は、バッテリーの二重殻構造により、どの角度でも1.2mの落下防止を実現したとしている)。パワー・ディスプレイは、スタンバイ、放電、充電に関する情報をリアルタイムで表示し、ディスプレイ下のボタンを押すと、バッテリーのサイクル時間、バッテリーのヘルス・レベル(1~3)、実際の最大容量が表示される。
バッテリーには複数の接続端子があり、USB-C 65W Power Out/Charging In、USB-A 18W Power Out、2x D-tap Out/Charging Inに加え、背面には小型のLEDフラッシュライトが搭載されている。
高速充電時間と休止モード
バッテリーは3元リチウムセルを使用しており、バッテリーの寿命に影響を与えることなく急速充電に対応しているという。充電電流は6A(最大8A)だが、CIMO-98Sは3A(最大4A)。
- CIMO-98Sは1時間40分で容量80%、2時間45分で容量100%を達成する。
- CIMO-160Sは1時間30分で80%の容量に到達/2時間30分で100%の容量を達成する。
- CIMO-200Sは1時間40分で80%の容量に到達 / 2時間45分で100%の容量に到達
- CIMO-290Sは、2時間30分で80%の容量に達し、3時間50分で100%の容量に達する。
バッテリーの消耗を防ぐため、バッテリーを長時間使用しないと、自動的に超低消費電力モードに入る。通常モードはバッテリーのボタンを押すことで復帰する。
価格と発売時期
SWIT CIMO CINE Vマウントバッテリーの価格は、CIMO-98Sが249ドル、160Sが449ドル、200Sが559ドル、290Sが749ドルとなっている。すべてのバッテリーは現在購入可能だ。詳細はSWITのウェブサイトをご覧ください。