SWITは中国のメーカーで、映像機器のバッテリーやモニターソリューションを開発している。今回同社は、手頃な価格のSDIおよびHDMIワイヤレスビデオシステムSWIT FLOW500を発表した。 150メートル(500フィート)の到達距離で、競合製品に比べて安価なのが特徴だ。
主な特徴
SWITにとって、ワイヤレスビデオは新しい分野ではない。実際、同社は5年以上にわたってさまざまなシステムを製造している。 SWIT FLOW500は、FLOW2000と共にワイヤレスビデオシステムの新しいモデルだ。
一部の競合他社と比較して、SWIT FLOW500システムのサイズは小さく、トランスミッターとレシーバーはわずか66 x 106.5 x 24.7mm。また、軽量で、各ユニットは250グラム未満だ。
送信機には2本の、受信機には4本の小さめのアンテナがある。各ユニットの前面には小さなOLEDディスプレイがあり、入力(HDMIまたはSDI)、解像度、周波数、現在のチャンネルを表示する。ディスプレイの下にある小さなジョイスティックでメニューを操作する。
入出力は、SDIとHDMIの両方が用意されている。トランスミッターには、HDMIおよびSDI入力ポートが各1系統、SDIループスルーポートが1系統ある。レシーバーは、1系統のHDMIと2系統のSDI出力ポートを備えている。
また、トランスミッターとレシーバーには、ファームウェア更新用のマイクロUSBポートと、7-34Vロック可能なDC入力があり、D-Tapバッテリーなどから電力を供給できる。
電源はソニーのNP-Fバッテリーを使用する。背面には内蔵バッテリープレートが用意されている。
ワイヤレステクノロジー
SWITの新しいKUWI 5.1-5.9GHzワイヤレステクノロジーを使用し、到達距離は150メートル(500フィート)。また無線周波数スキャナーが内蔵されており、ビデオ干渉を回避するため、自動的かつシームレスにチャンネルを切り替える。また、チャンネルは手動で切り替えることもできる。
SWIT FLOW500は「より強いウォールクロスパフォーマンス」を特徴としており、同社によれば、他の5GHzワイヤレストランスミッターと比較して、信号の信頼性/品質/一貫性が向上している。
映像は最大1080/60pに対応する。また、SDIおよびHDMIでのエンベデッドオーディオ(CH1&2)伝送もサポートしている。
価格と発売時期
SWIT FLOW500は現在、1500ドルで入手可能。近くレビューをレポートする予定。
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