SWITは、2つの新しいRGBWWソフトライトパネル、MONETシリーズを発売した。MONET-400は出力400Wの1×1パネル、MONET-700は出力700Wの2×1パネルだ。どちらのライトもスタジオや放送局向けで、多くの特徴を共有している。
SWIT Electronicsは1996年に中国で設立され、放送・映画業界向けのソリューションを提供している。同社はプロ用ビデオバッテリーで知られるが、先日紹介したSWIT K15とK21フィールドモニターのように、多くの製品をラインアップしている。今回、SWITは2つの新しいライトパネル、MONET-400とMONET-700のリリースを発表した。これらのパネルは、RGBWW LED、低ノイズ設計の新しい冷却システム、フルRGB光と2800~10000Kの白色光による精密な光制御などの特徴を備えている。
SWIT MONETシリーズ – 共通の特徴
どちらのライトも、RGB+白色域のフルコントロールが可能で、色相、彩度、明るさを0.1%ステップで調整でき、CCTモードでは2.800Kから10.000Kまでコントロールできる。オンボードコントロール、DMX、IP、アプリによるコントロールは可能。
SWITは、放熱のための新しい静かな冷却システムを搭載し、ノイズレベルは40dBとなっている。また、MONETシリーズにはSWIT CTDMテクノロジーが組み込まれており、他ブランドと同じ消費電力でより明るい照明を提供する。
MONET-400とMONET-700は、背面に3.5インチのカラーディスプレイを搭載し、ノブホットキーで色と明るさを正確に調整できる。両機は、CCT/HSI/RGBとCIEライトエフェクト、RoscoとLeeのジェル選択モードを備え、ジェルのインポートに対応している。また、iOSとAndroidデバイス用の無料モバイルアプリ「SWIT Console」を使ってライトをコントロールすることもできる。アプリは2024年12月にアップデートされる予定だ。
ライトにはAC入力とループ出力、48V DC入力、5ピンDMX入力とループ出力が内蔵されており、コンパクトでセットアップが簡単だ。Art-Netプロトコルをサポートし、LumenRadioのCRMXレシーバーを内蔵したEtherCONインターフェースにより、プロフェッショナルなプロダクションシステムと統合することができる。
MONETは二重構造のアクセサリークイックリリース構造を持ち、S-ポリテックディフューザーと4枚葉のバーンドアが付属する。ハニカムやソフトボックスなどのアクセサリーも用意されている。
MONET-400とMONET-700:用途の異なる2つのライト
SWIT MONET-400は、RGBWW LEDを搭載した1×1のソフトライトパネルで、1mで11500ルクス、3mで1500ルクスを実現し、ソフトで均一な配光を必要とする照明状況に適している。一方、MONET-700は2×1のパネルで、高輝度光(1mで20000ルクス、3mで2700ルクス)を出力し、約65°のハーフピークビーム角で正確な光制御を行うため、より集中した光を必要とするスタジオに適している。
価格と発売時期
MONET-400とMONET-700は2025年第1四半期に出荷を開始し、価格はそれぞれ1,799ユーロ(約1,940ドル)と2,999ユーロ(約3,230ドル)となっている。詳細については、各製品のウェブサイトをご覧ください。MONET-400はこちら、MONET-700はこちら。