SWITは、LEDライトパネル「SWIT PL-S150D」と「CL-M100D」を発売した。PL-S150Dは、2:1の150Wバイカラースタジオライトで、CRI97、TLCI99という驚異的な色精度を誇る。専用のDMX入力ポートからコントロールでき、Vマウントまたはゴールドマウントのバッテリープレートを内蔵しているため、ロケでも使用することができる。CL-M100Dは、ファンレスの100Wバイカラースタジオライトとしては手頃な価格で、PowerCON TRUE1 AC電源の入出力ポートを備えているため、220Vの照明回路1つだけで最大25台のライトをデイジーチェーン接続することができる。
SWITは、高品質なバッテリー、ワイヤレスビデオトランスミッター、オンカメラモニター、LEDライト、そして最近ではカメラ用三脚などを製造している老舗メーカー。SWITの4連バッテリーチャージャー「LC-D421」と7型モニター「CM-S75F」も発売している。
今回、LEDライトのラインアップを拡充し、SWIT PL-S150DとCL-M100Dという2つのパネルを発売した。
SWIT PL-S150Dの特徴
SWIT PL-S150Dは、2:1のLEDパネルで、サイズは54,3 × 30,1 × 5,8cm、総重量は5.8kgとかなり大きい。1152個のSMD LEDを搭載し、150Wの大光量を実現している。ビーム角は64°とかなり大きいが、オプションのLA-GS150 40° HoneyCombを使えば、付属のバーンドゥールの代わりになり、光の広がりをコントロールすることができる。
SWITによると、PL-S150Dは1mで最大5500ルクスの出力が可能で、CRIは97、TLCIは99とされている。つまり、この照明器具から得られる光の質は驚異的であり、それが本当か、実際に確認してみたい。
PL-S150Dは、2700°Kから6500°KまでのバイカラーLEDパネルで、もちろん非線形指数調光カーブで0から100%まで調光できる。
背面には、Vマウントまたはゴールドマウントのバッテリープレートが内蔵されているので、ロケ先での電源も確保できる。
また、付属のAC-DCアダプターを使って主電源から電力を供給することもできる。AC-DCアダプターはV-マウントプレートに取り付けられ、3ピンXLRコネクターを介してライトの側面に接続される。
ライトをコントロールするために、すべての必要な情報を表示するLCDスクリーンと、設定を調整するための2つのコントロールノブがある。
また、PL-S150Dを遠隔操作したい場合は、左側に2つの5ピンXLR DMX入出力ポートと、任意のワイヤレスDMXレシーバーに電源を供給するための5V USB-Aポートがある。
SWIT PL-S150Dにはファンが内蔵されていないため、スタジオでの使用には欠かせない100%の静音性を実現している。
SWIT CL-M100Dの特徴
SWIT CL-M100Dは、サイズが27,5×17,3×13cm、重さが5.6kgと小さめの機材だが、結構重い。この重さの主な理由は、ほぼ全体が金属でできているためで、放熱効果が高く、ファンレスを実現している。
The CL-MCL-M100Dは、2700KのLED100Wと6500KのLED100Wで構成された100Wバイカラーの照明器具だ。つまり、LEDパネルは2700Kから6500Kまでの任意の色温度で100Wの出力が可能。さらに、SWITによると、1mで3400luxの出力が可能としている。
色精度については、CL-M100DのCRIは98、TLCIは99と謳われており、PL-S150Dよりもさらに高い値を示している。
背面には
- 2つのコントロールノブ。
- 調光率、色温度、DMXアドレス、グループチャンネル、電源インジケータを表示するLCDスクリーン。
- 5ピンXLR入力ポートと5ピンXLR DMX512出力ポート ワイヤレスDMXレシーバー用のUSB Type-Aポート。
- 電源入出力用の2つのPowerCON TRUE1 ACコネクター。220V/16Aの回路ラインで最大25台のCL-M100Dをデイジーチェーン接続できる。
- また、オプションのVマウント/ゴールドマウントバッテリークランプのライトに電源を供給したい場合は、4ピンのXLR DCインソケットがある。
このように、SWIT CL-M100Dは、スタジオで使用するためのかなり機能豊富なライトとなっている。
価格と発売時期
SWIT PL-S150Dは1249ユーロで販売中。また、CL-M100Dは599ユーロで販売中。
詳細については、こちらのSWITのウェブサイトをご覧いただきたい。
