SwitchPodがKickstarterキャンペーンに登録された。SwitchPodは、ハンドヘルドモードと三脚モードをすばやく切り替えることができる新しいアルミ製三脚で、ビデオブロガーなどのユーザーを対象にしている。作りは非常に堅牢で、かつ軽量でコンパクトなデザインを特徴としており、携帯性にも優れている。Kickstarterキャンペーンはこれまでのところ非常に成功しており、3月の終了までまだ時間が残っている。
開発者はアメリカのサンディエゴに拠点を置く2人の映像クリエーターで、Pat Flynn氏とCaleb Wojcik氏。 2019年1月末に製品の原案を考えつき、14か月でSwitchPodを設計した。そして2019年1月末に、SwitchPodをKickstarterキャンペーンに登録した。彼らの目標は実に12時間で達成されたが、この事実からも分かるとおり、ビデオブロガーの強い興味を引いている。彼らは人気のあるユーチューバーに製品を提供するなど、巧みなマーケティング活動も行っている。彼らの何人かはそれについてビデオを作り、そしてそれがまた多くの注目を集めている。
GorillaPodにとって代わるか?
GorillaPodはその堅牢性や携帯性で多くのブロガーが使っている。ミニ三脚としてもハンドヘルドでも使うことができるのもその大きな理由だ。しかし、SwitchPodは更に堅牢で、更に小さく、持ち運びにもすぐれている。
アルミ製の脚は、人間工学に基づいたグリップのような形をしており、握りやすく設計されている。三脚モードで使用する場合は滑らないよう、各脚には小さなゴムが付いている。上部には、標準の1/4-20インチ三脚ネジと締め付けノブがあり、カメラや三脚ヘッド、あるいはクイックリリースプレートを直接取り付けることができる。
脚には磁石がついており、三脚を畳んでいるとき脚が不用意に広がらないようになっている。更にこの磁石は適度な強さで、手首を振るだけで脚を広げることができる。
非常にコンパクトに設計されており、折りたたまれている状態ではわずか19mmの厚さなので、バックパックのポケットの中にでも入ってしまう。脚に切り欠きがあり、カラビナをつけることも可能だ。 SwitchPodの重量はわずか315 gで、自分撮りのため腕を伸ばして長時間撮影するといった場合には重要な要素となる。
SwitchPodは非常に堅牢で、三脚モードでは約45キログラムの耐荷重がある。付属の三脚ヘッドの制限はもちろんあるが、三脚がしっかりしているのは評価できる。三脚の脚には、マイク、モニター、LEDライトなどのアクセサリーを固定できるように、2つの1/4-20インチスレッドが用意されている。
主な仕様
- 重量: 315グラム
- 材質:アルミニウム合金
- ハンドルの長さ: 279mm
- ハンドルのサイズ:38×19mm
- 三脚モードでのサイズ: 248mmx248mm
- 色:黒
- アクセサリー固定用の2つの1/4-20スレッド
- カメラの底面を保護するサークルパッド
- 特許出願中
価格は、早期特典の69ドルは終了しているので、現在では1個なら79ドル、2個では149ドルとなっている。(リンクはこちら) 出荷は2019年8月~9月になる予定。設計は完了しておりサプライチェーンも確保されているとのことなので、予定通り手に入る可能性は高いだろう。しかしこれはクラウドファンディングのため、一定のリスクがあることは覚えておいていただきたい。