タムロンは、富士フイルムXマウントカメラ用標準ズームレンズ「 17-70mm F/2.8 Di III-A VC RXD」を発売した。このレンズは、手ブレ補正機構「VC」を内蔵し、フォーカスブリージングの少ない「ラピッドエクストラサイレントステッピングドライブAFモーター」を搭載した、映像制作者に最適なレンズだ。
サードパーティーレンズメーカーのタムロンがFUJIFILM Xマウントレンズの発売を開始したのは1年前になるが、今回は富士フイルム X-H2Sの発売にタイミングを合わせ、17-70mm F/2.8 Di III-A VC RXDを発売した。(X-H2Sと現金1,000ドルを獲得できるコンテストの情報はこちら)
タムロン の17-70mm F/2.8 Di III-A VC RXDは、2021年1月にソニーEマウントAPS-Cミラーレスカメラ用に発売した同モデルをベースに、フルサイズ相当の25.5-105mmズームレンズとして開発したもの。この明るく、軽量・コンパクトなズームレンズが、FUJIFILM Xマウントカメラ用として登場する。
タムロン 17-70mm F/2.8 Di III-A VC RXDの特徴
17-70mm F/2.8 Di III-A VC RXDは、ズーム全域で開放F値2.8を維持するSuper35標準ズームレンズだ。全長11.9cmで530gと軽量なレンズだが、ズームアップするとレンズは14.6cmとわずかに長くなる。
このレンズはAPS-Cセンサーをカバーしているので、すべてのFUJIFILM Xマウントカメラに対応する。また、手ブレ補正モーター「VC(Vibration Compensation)」を内蔵している。RXDステッピングモーターがあり、素早く、高速で、静音に近いAF性能を実現している。
防湿設計になっているため、過酷な環境での撮影でも使用できる。
レンズ設計
タムロン 17-70mm F2.8のレンズ構成は、12群16枚。さらに、ガラスモールド非球面レンズ2枚とハイブリッド非球面レンズ1枚が、歪曲収差と球面収差の補正に貢献している。また、2枚のLD(低分散)レンズにより、ズーム全域で色にじみや色収差を大幅に軽減している。
コーティングについては、個々の要素にBroad-Band Anti-Reflection コーティングを施し、内部反射、フレア、ゴーストの不要効果を抑制している。また、前面レンズにはフッ素コーティングを施し、チリやホコリ、汚れから保護している。
絞り羽根は丸みを帯びた9枚構成で、滑らかなボケ味を実現する。最短撮影距離は19cm。
価格と発売時期
タムロン17-70mm F/2.8 Di III-A VC RXD(モデルB070)は、107,800円 (税込)で、2022年7月8日に出荷を開始する予定。
詳細については、タムロンのウェブサイトをご覧いただきたい。