タムロンは、ソニーEマウント用のコンパクトな新しいズームレンズを発表した。28-300mm F4-7.1 Di III VC VXDの重さはわずか1.3ポンド(590グラム)で、その多彩な焦点域は、アウトドアでの撮影や荷物を軽くしたいユーザーにとって、手頃なオールラウンドレンズとなる。また、このレンズはタムロンのVXDリニアモーターフォーカス機構とVC手ぶれ補正機構を搭載しており、望遠側での手持ち撮影に有用だ。
タムロンは、高価なネイティブレンズの代わりに、リーズナブルな価格の代替レンズを提供することで知られている。同ブランドの最も興味深い特徴の1つは、タムロン18-300mm F/3.5-6.3 Di III-A VC VXDや 50-300mm F/4.5-6.3 Di III VC VXD(いずれもソニーEマウント用)のように、ネイティブラインナップには通常見られない焦点距離のレンズを提供することだ。タムロン28-300mm F4-7.1 Di III VC VXDは、日常で必要となる焦点距離の90%をカバーするオールインワンレンズだ
タムロン28-300mm F4-7.1 Di III VC VXDの主な特徴
新しいタムロン28-300mm F4-7.1 Di III VC VXDはソニーEマウント用のフルフレームレンズで、開放F値はF4-7.1となっている。この数値は、主に屋外での使用やセンサーに十分な量の光が当たる場合の撮影に適している。13群20枚、9枚羽根の絞り、最短撮影距離はワイド端で7.5″、テレ端で39 “だ。このレンズは防塵防滴でコンパクト、重量は1.3ポンド(約1.6kg)なので、持ち運びに適している。ズームロックスイッチとフォーカスセットボタンを備えており、素早い撮影ができる。また、タムロンレンズユーティリティコネクターポートを備えており、レンズ設定の変更、カメラボディの機能の割り当て、ファームウェアのアップデートが可能だ。
VC、VXD、そして画質
レンズ名のVCはタムロンの手ぶれ補正技術を意味し、望遠端で手持ち撮影する場合、特に手ぶれ補正機能が内蔵されていないカメラでは必須だ。VXDは、タムロンのVoice-coil eXtreme-torque Driveを意味し、オートフォーカス性能を向上させるリニアモーターフォーカス機構を搭載している。素早くフォーカシングできる利点はもちろんのこと、リニアモーターは静かで動画撮影に適している。
タムロンによると、13群20枚のレンズが色収差を効果的にコントロールし、9枚羽根の絞りが滑らかなボケを実現する(非常に明るいレンズと言うわけではないので、望遠側でより顕著になるはずだ)。
価格と発売時期
タムロンの新しいレンズは137,500円で予約受付中で、出荷予定日は2024年8月29日だ。詳細については、こちらのタムロンの製品ページをご覧ください。