フィールドオーディオレコーディングのリーディングメーカーTASCAMから DR-100MKIII が新発売された。これはフラグシップのDR-100シリーズの最新作の位置付け。音質や記録時間をはじめ、多くの機能がアップグレードされている。
DSLRユーザーにとって、TASCAMは良く知られた、頼りになるブランドだ。特に一人で取材するカメラマンにとっては必帯の一品である。
従来のMKIIと異なり、 DR-100MKIII は128GBまでのSDXC(SDHCではない)に記録する。これだけの容量があれば、別のメディアにバックアップしなくても、当分の間、メディアが満杯になることはないだろう。また、音質においてもグレードアップが計られており、前モデルが24bit/96kHzだけだったのに対し、新モデルは24bit/192kHzまで、各種選択できるようになった。
特筆できるのは、単三電池に加え、ビルトインされた充電式リチウムバッテリーが装備されたこと。長いインタビューやコンサートでは、録音を停止してバッテリー交換することができないが、これにより、この問題は解消されている。
更に、筐体はアルミフレームでできており、高い耐久性を確保している。
主な特徴
- XLR/TRSコンボ入力を2入力搭載
- WAVとMP3のファイルを同時に録音できるデュアルフォーマット録音機能
- ビルトインリチウムバッテリーと単三電池を併用して長時間録音できるデュアルバッテリー機能
- 高音質化されたステレオマイクロフォン
- 24bit/192kHzまでの高音質で録音可能
- 128GBまでのSDXCカードに録音
- アルミフレーム筐体
- 低ノイズHDDAマイクプリアンプ
- ファントム電源対応