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腰痛にならないための10のカメラサポート

腰痛にならないための10のカメラサポート

小さなミラーレスで撮影するにしても、大きく重いシネマカメラで撮影するにしても、毎日カメラを担ぐプロフェッショナルはカメラサポートに気を配ることが必要だ。12時間以上カメラを担ぐなら、このようなカメラサポートに投資することを考えた方が良いだろう。そうしないと治療費に費用が回ることになる。ここではあなたを腰痛から守る10のカメラサポート機材を紹介しよう。

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2008年にキヤノンの5D Mark IIが発売され、それまで大きく重いカメラを担いでいたプロフェッショナルカメラマンは喜んだことだろう。しかし、その後機能が追加されたり、リグをマウントしたり、本格的なラージセンサービデオカメラが発売されたりし、またカメラの重さが増える傾向にある。カメラが重くなるということは、カメラマンの負担が増すということで、事故が増えたり、第一線から離れなければならなくなる。

そうならないために、以下に幾つかの製品を紹介しよう。

1) ホイールキャリー

これは直接撮影するための製品ではないけれども、必需品と言ってよいだろう。今週初めにミネソタで撮影後、ユナイテッド航空に大きなハードケースをチェックインした。これには2個のライト、2本のスタンド、ケーブル、ランプ、その他のもので、重さは約30Kg程度だった。こうなると素手では運べない。そこでホイールキャリーの出番だ。ケースやバックパックやバッグでもホイールが付いているものがある。先日InterBEEの会場から紹介したマンフロットのローラーバッグなどは良い見本だ。

2) Apple Box 

Matthews Apple Boxは便利だ。その上に立てるし、座れるし、カメラを置くこともできる。次の撮影まで、そこで休むことができる。できればFilm ToolsのこのクッションでApple Boxをアップグレードすれば言うことない。ところで、撮影していないときもカメラを担いでいる必要は無い。カメラを肩から降ろすことは恥ずべきことではない。良いショットを撮るために腰や肩を休めることが最も重要なことだ。

HipShot Higher Resolution

Picture Credit: HipShot

3) Hipshot Camera Support  

機会あって、今年は子供や大勢の子供を撮影した。私の身長は1m86cmくらいなので、ほとんどの子供より背が高い。そこで、彼らの目の位置にカメラを持っていくため、ヒップショットで撮影した。カメラを腰で支えるのだ。カメラがキヤノンC100 MarkIIクラスより大きい場合、このようなスタイルの撮影にはサポート器具は必須と言える。

4) SmallHD Sidefinder 502 EVF と Zacuto Gratical HD EVF  

なぜEVFがこの種のリストに入っているかと思われるだろう。カメラマンの目の位置は人それぞれで、ビューファインダーが最適の位置にあるとは限らない。例えばSHAPEのショルダーリグを使ってキヤノンC300 Mark IIを担いだ場合、微妙に右に寄りすぎているのだ。そうすると、撮影時に常に頭を右に振ることになる。EVFの補正器具を使うことで、この問題を解決し、首が痛くなるのを防ぐことができる。

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Easyrig support systemでのジンバルオペレーション

5) Easyrig 

これはスウェーデン製の製品だが使うにあたって少し注意が必要だ。一つは肩への負担は無いが、背中の中央に負担がかかること、もう一つは高さがあるので、狭い場所や天井が低い場合などでは使いにくいことである。

6) Alan Gordon Camera Comfort Cushion  

幾つかのカメラクッションが販売されているが、どれも身に付けて格好の良いものではない。まあ、格好で仕事をするわけではないので、問題ないのだが。これらはパッドを肩に貼り付けるタイプのもので、ソニーのF800のようなカメラを長時間担いだ時の、職業病ともいえる肩ずれを防ぐことができる。

Armor Man Tilta 2.0

Picture Credit: Tilta

7) Tilta Armor-Man Gimbal Support 

ジンバルは長い撮影では本当に重いし、取り扱いが面倒だ。ステディーカムのオペレーターはベストを装着しているのに、なぜジンバルのオペレーターはそうでないのか不思議だったが、ティルタがArmor Manで実現してくれた。Armor Manは腕にかかる力をサポートしてくれる。これは実に快適だ。まるで映画コール オブ デューティのようだ。

8) Atlas Camera Support

これは主にジンバルユーザー用で、腕にかかる重量を腰や背中に分散させるように設計されている。このサポートシステムが良いのは、Easyrigよりもずっと安価な点。最も高価なものでも949ドルで買える。Easyrigはより快適なのだが、ジンバル用のものが必要で、5000ドルもするのだ。Easyrigは様々な撮影状況で対応できるので良いのだが、Atlasのものもジンバルには悪くない。Atlasについては以前にレポートしたので参考にして欲しい。

9) Microfiber Eyewear Kup 

これはビューファインダーを覗いているとき、目の周りに当てるクッション。小さくて安価な製品だが、ビューファインダーに付けるだけで、極めて快適な撮影ができる。自分だけの秘密にしておきたいような製品だ。

Shape Shoulder Rig

Picture Credit: SHAPE

10) 各種ショルダーリグ

ドキュメンタリーやドラマを撮影する場合、ほとんどのカメラでショルダーリグを使うだろう。自分はSHAPEやWooden Camera、あるいはTiltaやZacutoを気に入って使っているが、これらのものであれば間違いないだろう。使用感は良く、1/4”-20の取り付け位置が豊富に用意されているので、EVFを最適な位置に取り付けることができる。また、カメラのバランスもうまくとれる。もしレンズで前重になるようなら、後ろにバッテリーを追加してバランスを取ると良いだろう。

 

 

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