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TeradekのBolt XTとLT - ワイヤレスビデオ伝送システム

上のビデオは「字幕」ボタンで日本語字幕が表示されます。

 

ワイヤレスで映像を伝送できるTeradekのBolt XTとLTについて、NAB2018の会場でTeradekの担当者に話を伺った。

Bolt XT

Bolt XTとLTは、ワイヤレスビデオ伝送システムの新製品。どちらも既存のBolt 3000、Bolt 1000、Bolt 500システムと互換性がある。

Teradek Bolt XT & LTの概要

ワイヤレス伝送システムの2つの新製品は、多くの共通点を持っているが、Bolt XT はBolt LTの上位機種の位置付けとなる。どちらも同じビデオ伝送性能を共有しているが、機能に関しては、Bolt XTがフル機能なのに対し、Bolt LTは本質的な機能に絞っている。しかしそれゆえ、Bolt LTは手頃な価格となっている。

Bolt TX

Bolt LTは約1.500ドルからで、トランスミッターとレシーバーがセットになっている。トランスミッターはビデオループスルーを持っているがHDMIのみ。 500ドル上乗せすると、ループスルー付きビデオ入力と出力用のSDIポートが付く。

Bolt XTは、より多くの機能を搭載するが、そのひとつがより多くのSDI/HDMI入力。ビデオポートやその他のソフトウェア機能がより柔軟に使える。 更にBolt XTは、3D LUT、マニュアルでの周波数選択機能、内蔵5GHzスペクトラムアナライザを備えている。これにより、他のシステムで混雑した環境で使用している場合、あるいは複数のBoltを同時に使用する場合、干渉を避けることができる。最適な周波数を見つけるのは非常に容易で、干渉に悩まされることはない。

Bolt XT

優秀なのは、ユニットが接続されたモニターに視覚的にフィードバックを出力すること。どのチャンネルが開いていて、どのチャンネルが他の機器に占有されているのかが視覚的に表示される。さらに、Bolt XTのトランスミッターには、デュアルビデオ入力(HDMIとSDI)があり、SDIはループスルー出力もある。XTのレシーバー側では、デュアルSDI出力とHDMI出力を備えている。レシーバーにはNATOレールマウントが内蔵されており、さらに3/8インチのマウントポートが付属している。トランスミッターは3/8 “ARRIピンロックマウントも装備している。

XTとLTはどちらももう1つの有用な機能を持っている。それは共通のプレートによる電源供給で、Lemoケーブルは不要だ。最適なバッテリーを直接ユニットの背面に取り付けることができる。 Vマウント、ゴールドマウント、ソニーLまたはキヤノンLP-E6バッテリープレートを選択できる。

今後の方向性

ビデオでは、Teradekのワイヤレスビデオソリューションの未来が少し語られている。次のステップは、使用可能範囲の増大に加えて、4Kのサポートとのこと。4KはHDの4倍のデータ量なので、4Kビデオのワイヤレス(およびゼロ遅延)ビデオ伝送はまだまだ難しい。大きな4Kクライアントモニターに4Kビデオレシーバーを装着するといった形態になるのだろう。将来、技術が進化しサイズが小さくなれば、ポータブルな4Kトランスミッターやレシーバーも登場することになる。

価格と発売時期

Bolt LTシリーズの価格は、Bolt 500 LT(HDMI)が1,490ドル、 Bolt 500 LT(SDI)が1,990ドル、Bolt 1000 LT(SDI)が3,990ドルとなっている。

Bolt XT

Bolt XTラインは、かなり高価だが、より多くの機能が満載されている。価格は、Bolt 500 XTが2,490ドル、Bolt 1000 XTが4,990ドル、 Bolt 3000 XTが9,990ドル。

Links: Teradek.com

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