Teradekは、3種類のバージョンのDSMC2 REDカメラ用コントロールインターフェイス、Teradek RT ACI(アシスタントカメラインターフェイス)と、新しいワイヤレスレンズコントロールモーターおよびコントローラーを発表した。
Teradek RT ACI, RF.ACI および MDR.ACIの概要
Teradek RT ACIは、RED DSMC2カメラのカメラアシスタント側に取り付けられる。これにより、カメラ上部に取り付けられたLCDディスプレイに依存せずコントロールできる。また、リモートヘッドにカメラを搭載している場合もにも便利だ。 Teradek RT ACIはREDカメラの側面に取り付けられるため、RECボタン用に切り欠きがある。本体には明るいLCDディスプレイが搭載され、その上下に操作用の6つのボタンがある。ARRI Alexaをはじめ、同じカテゴリーのカメラと同じような操作方法だ。また、コントロールホイールと7つのボタンがディスプレイの下にあり、カメラの設定を変更することができる。操作は、REDカメラの操作方法に基づいている。
ベースモデルに加え、無線接続用のTeradek RT RF.ACIとMDR.ACIも用意されている。どちらも2.4GHzのFHSS(Frequency Hopping Spread Spectrum:電波が短時間で様々な周波数帯域へと変化し、特定の周波数におけるノイズの影響を受けにくい)方式を採用しており、1.5kmの範囲で使用できる。これにより、カメラをリモートで設定することができる。 Teradek RT MDR.ACIは、Teradek RTコントローラーと組み合わせてレンズを制御することができ、カメラとレンズのコントロールをオールインワンで提供する。一方、RF.ACIは、カメラに搭載されたMDR.ACIのリモートとして使用することができる。下は比較表。
Teradek RT MOTR.XとCTRL.1の概要
Teradek RT MOTR.XおよびCTRL.1は、RTラインアップのレンズ制御システム。 MOTR.Xブラシレスモーターは、大きなトルクで静かな動作が可能。すべてのTeradek RTコントローラー、レシーバー、および他のモーターと互換性があり、クイックリリースロッドマウントを備えている。複数のMOTR.Xユニットを接続すると、ケーブル管理がシンプルになる。
MOTR.Xは単軸レンズコントローラー、Teradek RT CTRL.1でコントロールできるが、これは内蔵のレンズマッピングが可能で、他のすべてのTeradek RTモーターとの互換性がある。コントローラーには6つのボタンがあり、RECスタートだけでなく、ユニット自体をコントロールすることもできる。左上にはARRIロゼットがあり、下にはストラップを取り付けるための輪と1/4〜20マウントがある。これには、6つの交換可能なフォーカスリングが付属している。更にこのユニットは、内蔵レシーバーを持つSmallHDモニターに焦点距離などのレンズデータをオーバーレイすることができる。