TeradekはServ Proのファームウェアアップデートを行った。Serv Proは、WiFiで1080pビデオを最大10個のiOS / AndroidおよびmacOSデバイスに映像をストリーミングすることができ、コアクラウドを介して世界中のどこにでもライブ映像を配信することができるようになる。画像を表示するには、受信者はVUERアプリをインストールするだけでよい。
Teradek Serv Proは、WiFi経由でライブの1080pビデオをストリーミングし、VUERアプリをインストールした最大10台のiOS / AndroidおよびmacOSデバイスにストリーミングできる。遅延は2フレーム。ストリームにはステレオオーディオ信号も含まれる。 Servには、HDMI入力と3G-SDI入力の両方が搭載されている。
このデバイスはすでに発売されている。 NAB 2017でTeradekにインタビューを行い、またレビューも行った。
Teradekは、オンセットモニタリングに加え、オフセットモニタリング機能を備えたServ Proを最近導入した。クルーが近くにいなくても、 Teradek Serv Proはクラウドを介して世界中のどこにでも画像をストリーミングできる。
オフセットモニタリング
今回のアップデートでは、最大10台のiOS、macOS、またはAndroidデバイスへのオンセットモニタリングに加え、クラウドを介して世界中のどこにでも映像を送信するオフセットモニタリングも提供している。
オフセットモニタリング機能を使用するには、Teradek Downloads Webサイトから無料のファームウェアアップデートバージョン2.1.5をダウンロードする必要がある。インターネットアクセスには、WiFiアクセスポイントのTeradek Linkも必要となる。 堅牢なシャーシ、複数の取り付け機構、およびゴールドマウントまたはVマウントのバッテリープレートも装備している。
Teradek Linkは、イーサネットケーブルあるいはTeradekノードを介してモデムとインターネット接続し、セルラーインターネット接続を提供する。その後、フィードはTeradekのコアクラウドサービスに送信され、そこですべてのエンドモニタリングデバイスに配信される。
Teradekは、セットアッププロセス全体を説明したYoutubeビデオを用意している。
Core Cloudは有料のサブスクリプションベースのサービスなので注意いただきたい。価格は、ニーズと、画像をストリーミングする頻度に依存する。
オンセットモニタリングと同様に、フィードを表示したいユーザーは、iOS、macOS、Android用の無料のVUERアプリをダウンロードするだけでよい。ビデオフィードは暗号化されており、権限がないと見られない。
Teradekは、オフセットモニタリングでも低遅延と述べてい。ただしオンセットモニタリングの2フレームの遅延で収まるかは不明。世界中のどこからでも見ることができることを考えると非常に有用と思われる
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