TeradekとSmallHD(両社ともVitecの傘下)が協業して、また一つ新しい機能を実現した。これはFOCUS Bolt 500 RXと703 BoltなどOS3搭載のSmallHDモニターで、Teradek CTRL.1レンズコントローラからレンズデータを受信できるというもの。データは画面上にオーバーレイで表示される。ワイヤレスビデオでは初めての機能だ。
Teradek CTRL.1レンズコントローラーの概要
Teradek CTRL.1レンズコントローラ(記事はこちら)は、前述のようにレンズデータを送信することができるが、これは有料(999.95ドル)のファームウェアアップグレードを購入する必要がある。本体は1.499.95ドルなので(モーターもケーブルなし)、かなり高価な買い物になってしまう。
レンズデータ配信ファームウェアアップグレードを購入すると、さまざまな最短合焦距離のマークが付いた一連のフォーカスリングが表示される。下はプロモーションビデオ。
またSmallHDのモニター側でもOS3バージョン3.4.0をインストールする必要がある。すべてが正しく設定されると、Teradek CTRL.1はSmallHDモニターにレンズデータを送信する。
事前にマークされたフォーカスリングは、インペリアル単位かメートルのどちらのマーキングで注文できる。
TeradekとSmallHDは、これらのグラフィックオーバーレイは実質的に遅延はゼロで、目をディスプレイに置いたままフォーカスコントロールできると述べている。オーバーレイで表示される情報には、焦点距離、絞り、ズームなどがあり、大変便利だ。なお、この機能はワイヤレスビデオでは初めて実現されたもの。有線では存在していたが、ワイヤレスで実現できたことにより、ワイヤレスオペレーションがいっそう便利になった。
SmallHD のギブアウェイ
SmallHDとTeradekは同社のFOCUS 7 Bolt 500 RXモニター/レシーバーの配布を行っている。
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links: CTRL.1 Website | SmallHD