Mark Roberts Motion Control社は、大型ロボットカメラプラットフォームのラインナップを補完する、小規模セットやプロダクション用に設計された新製品Cinebot Miniを発表した。
シネボットミニにより、撮影監督はモーションコントロールの利点を得ながら、通常のグリップ機材を使用することができる。実際、この新しいカメラシステムは、必要に応じて手持ちで撮影し、そのショットを即座にリプレイすることができる。また、キーフレームを使用して、あらかじめ決められた滑らかなパスを作成することもできる。これは、大型のモーション・コントロール・ロボットが動きを完成させる方法だ。
シネボットミニは、トラックを使ってドリーのような動きを追加したり、ペデスタルを使って高さを追加することもできる。どちらもオプションで用意されている。
動きを記録
シネボット・ミニ・ロボットがすべての動きを記録し、再現可能なショットを即座に利用できる。カメラの可搬重量は最大10kg、アームリーチは1.3m。ロボットのアームスピードは秒速約2メートルで、シネボットの重量は33.5キロ。MRMCによると、シネボット・ミニのバッテリー駆動時間は最大8時間で、ロケ現場での長時間の使用に適している。
また、スマートフォンからCinebot Miniを遠隔操作することもできる。
従来のカメラロボットの動き
ほとんどのモーションコントロールロボットアームは、通常大きく、セット内を移動することができない。それらは主にスタジオに設置され、反復可能な広告パックやVFXショットに使用される。
しかし、従来のグリップ機材と一緒に使用でき、その動きを再現することができる小型で可動性のあるシステムは、どのようなセットにも追加できる可能性がある。
シネボット・ミニは画期的か?
リピートショットが撮影中にプロダクションに選択肢を与えることは間違いない。テストではあるが、高精度のリピートにより、クルーを疲弊させることなく撮影を進めることができる。シネボット・ミニは、撮影現場での新しい機材と同様、迅速にその実力を証明するだろう。その可能性は有望だ。