YI Technology(イーテクノロジー)が 8K x 8K のVRカメラを発表
YI HALOは、17台のカメラで構成され、8K x 8Kの解像度を記録できる360°カメラ。 YI TechnologyのCEO、Sean Da氏に、その特徴を語っていただいた。(ビデオ)
YI HALOとは
8K×8Kと言うのは驚異的な数字だが、このデバイスにはピクセル数以上の機能がある。YI HALOは17個の2.5Kアクションカメラで構成されている。 16台のカメラで水平方向を撮影し、1台は上方を撮影する。 これらのカメラはすべて本体に接続されている。
YI HALOは完全にモジュール化された設計となっている。いずれかのカメラにトラブルが発生した場合は、簡単に付属のスペアカメラに交換できる。また、新しいモデルが発売されれば、全て交換することも可能。ファームウェアのアップグレードも簡単にできる。メインユニットからすべてのカメラにアクセスし、アップグレードできる。
ただ、モジュラー化されていることの欠点は、それぞれのカメラのSDカードに記録することだ。しかし、これほどの高解像度映像の17ストリームを1つのメディアに録画するには、記録ユニットははるかに高度なものになってしまうというのもまた事実ではある。 HALOは最大30pで8K x 8Kの解像度、最大60fpsで6K x 6Kの解像度を記録することができる。
YI HALOTOは約100分間連続記録が可能な専用バッテリーを使用しており、AC電源から内蔵バッテリーに、収録しながら同時に充電することもできる。全体の重量は約3.5キログラム。
ビデオステッチング
YI HALOは、GoogleのJumpソフトウェアによって映像が360°化されるが、やはり16個のGoProを使用するオデッセイに次ぎ、Googleのソフトウエアを使用する二つ目の360°カメラだ。 YIとGoogle Jumpの協力関係は非常に興味深い。GoogleのJumpソフトウェアは、17枚のSDカードから映像を集め、貼り合わせて実際の360度映像につなぎ合わせる。ユーザーは、カメラメーカー専用のソフトウェアに頼る必要はなく、グローバルな企業が開発した実績のあるシステムを活用できる。Jumpアルゴリズムは、完全に自動化されたプロセスで映像をつなぎ合わせる。これにより、17個のビデオストリームを手動でつなぎ合わせる苦労はなくなる。
下はプロモーションビデオ。(360度立体映像で撮影):
YIが提供しているアプリもあり、HALOの設定ができる。これには写真やタイムラプスなどの追加モードも用意されている。
価格と発売時期
YI HALOは2今年夏に発売される予定。価格はまだ発表されていないが、安価ではないだろう。この製品には2台のスペアカメラが付属している。
仕様を含め、更に詳細は同社のWebサイトを参照願いたい。