Z CAMが3種類のE2カメラを発表 - フルフレームで8Kを撮影可能
中国の会社Z CAMは、super35mmおよびフルフレームの6K / 8Kセンサーを搭載したZ CAM E2カメラ3機種を発表した。これらのカメラについてZ CAMにインタビューを行った。
Z CAM E2の機能
2018年のNABで、オリジナルのZ CAM E2が出展され、cinema5Dでレポートしている。このコンパクトカメラは、10ビットカラーをサポートするMicro Four Thirds(MFT)マウントとセンサー、13stopのダイナミックレンジ(WDRに設定すると16stop)で、最大4K DCIで毎秒120フレームまで撮影できるものだった。このカメラは、ProRes 422 HQ / Normal / LT、およびH.265、H.264でCFastカードに記録できる。またタイムラプスモードも持っていた。
Z CAM E2は、REDのカメラの「レンガ」のような外観を持っている。実際に使う状態にするには、いくつかのアクセサリーが必要になるのもREDカメラと同じだ。なおPortKeysのBM5のように、一部のサードパーティメーカーがカメラのコントロール機能の開発を始めている。
このカメラは多様な外部ポートを持っており、タイムコード同期用の10ピンLEMOポートと2.5mm LANCジャックも装備されている。オーディオの面では、3.5 mmのマイク出力とヘッドフォンジャック、およびデュアルチャンネルXLRマイク用の5ピンLEMOポートがある。電源はソニーのNP-Fスタイルバッテリーか、DC 12V 5A LEMO電源ポートから給電する。更に、制御/設定/ライブストリーミング用のイーサネットポート、Wifiアンテナポート、USBポート、およびHDMI出力も用意されている。また、スマートフォンのアプリケーションを介してモニタリングやカメラ制御も可能だ。
E2 6K/8Kカメラ
今回Z CAMは3機種の新しいカメラを導入した。 MFT、EF、PLマウントの選択が可能なsuper35mm 6KのE2 S6と、EF、PLマウントを選択できる6Kあるいは8Kフルフレームセンサーを備えたE2 F6とE2 F8の2機種だ。
センサー以外のすべての機能は、CFastカードへの10ビットProResレコーディングを含め、オリジナルのZ CAM E2と同じ仕様となっている。 今回は6K super35mmバージョンのみ仕様が公開されている。記録フォーマットの面では、同社は近日中にファームウェアアップデートによる内部RAW記録をサポートする予定。詳細は4月末に発表される予定だ。
価格と発売時期
新しいZ CAM E2は、2019年10月に発売される予定。非常に多くの機能を備えたカメラながら価格は非常に魅力的だ。