人気アクセサリーメーカーのTiltaは、同社の全製品の値上げを発表した。これは、世界的に現在進行中の半導体不足に起因するものだ。この状況は明らかにTilta一企業だけに影響するものではないため、他のメーカーも追随する可能性もある。
この記事は、映像制作に限らず、業界で何が起こっているのかについての、簡単なレポートだ。COVID-19のパンデミックが続いているため、グローバルなサプライチェーンが滞っており、ジャストインタイムビジネスに大きな影響を与えている。
現在の半導体不足は、その一面に過ぎない。グラフィックカードは信じられないような価格で売られおり、全体的に、シリコンチップが使われているものは全て世界中で供給不足に直面している。他の多くのアクセサリーについても同様だ。
ティルタの値上げ
中国のメーカーTiltaは、前述の経済的影響のために値上げする製品のリストを発表した。同社は、「パンデミックの影響は製造業にも及び、私たちが使用している素材の中には、供給の制約により同じ価格で入手できないものもあります。私たちは、少しでも価格が安くなるように調整に努めました。」と述べている。
Tiltaは、今回の値上げの影響を受けるすべての製品のリストを作成した。以下のリストは6月17日から適用される。
Tiltaは、値上げ幅は一部の例外を除き、10~20%程度のものが大半で、それ以前の注文は、6/17までは元の価格のままで、新しい価格変更は、2021年6月17日に発効する、としている。
対象製品の全リスト
これはプレスリリースのスクリーンショット。オリジナルのリストには個々の製品へのリンクも含まれているので、Tiltaのウェブサイトを参照いただきたい。
もちろん、これはユーザーにとってはかなり悪いニュースだ。さらにTiltaだけではなく、他のメーカーも追随する可能性も考えられる。
従って、購入予定の製品は、値上げの前に購入する良いタイミングかもしれない。ただし、もちろんこの先どのようになるか予測できないので、購入は各自の判断でお願いしたい。
Link: Tilta