Tiltaは、パナソニックLUMIXS5およびBGH1カメラ用の新しいケージをリリースした。複数の1/4インチおよび3/8インチのネジ穴、コールドシュー、NATOレール、およびARRIロゼットマウントが搭載されている。両方のケージは、Tiltaのさまざまなアクセサリーと互換性がある。 S5用は99ドル、BGH1用は129ドル。
中国のカメラアクセサリーメーカーTilta(ティルタ)は、多くのリグを生産しており、充実したラインアップを持っている。同社は今回、TiltaingブランドでLUMIX S5フルフレームカメラ用、とBGH1「ボックススタイル」カメラ用のケージを発売した。
Tiltaing S5用ケージ
2020年9月に発表されたLUMIXS5は、現在パナソニックで最もコンパクトなフルフレームミラーレスカメラだ。(レビューはこちら。ラボテストはこちら。)
このフルカメラケージは、カメラ本体を保護し、1/4 “-20および3/8” -16取り付けポイント、3つのコールドシュー取り付けポイント、および左側にロゼットがあり、サイドハンドルを取り付けることができる。ケージのベースには、ジンバル用の取り付け穴が用意されており、バランスを適切に調整できる。 S5用フルケージの寸法は115.4x 154.5 x 67.6mmで、重量は200g。マグネットでカメラケージの底に固定されたポータブルマイナスドライバーも用意されている。
BGH1用ケージ
BGH1は2020年11月に発表され、LUMIX GH5Sを基に、同じDual-ISOイメージセンサーを採用し、よりコンパクトなボックス型のボディにはSDIなどのコネクタを追加している。Netflix用カメラとしても承認されている。(レビューはこちら)BGH1はカメラ自体にホットシューや多くの1/4インチスレッド(各側に3か所)を備えているため、ほとんどの用途でケージは必要ないかもしれない。 更に取り付けポイントが必要な場合やカメラの保護が必要な場合に備えて、ケージが用意されている。
BGH1用のフルケージの重量は230gで、寸法は111 x 120.9 x63.8mm。複数の1/4 “-20および3/8” -16のネジ穴の他に、上部にコールドシューマウントもある。側面には、ARRIロゼット、位置決めピン付きの3/8インチのスレッド、NATOレール、および各側面に1/4インチのスレッドがある。底板は着脱可能で、Tilta標準プレート、ARCAクイックリリースプレート、Manfrottoクイックリリースプレートと互換性がある。
ティルタ製品との互換性
ケージの底部にはさまざまなベースプレートを取り付けることができるため、ロッドの取り付けなどが可能。 HDMIケーブルとUSBケーブルのケーブルクランプアタッチメントも取り付けることができる。さらに、レンズアダプターサポート用の組み込みポートも追加されている。もちろん、どちらのケージには、回転ハンドル、クイックリリーストップハンドルなど、さまざまなTiltaハンドルを取り付けることができる。
価格と発売時期
S5用フルカメラケージは99ドル、 BGH1フルケージは、アクセサリーなしで129ドルとなっている。もちろん、追加コンポーネントにより価格は異なる。 なおTiltaは、149ドルから539ドルのキットをいくつか用意している。