Tilta Floatは、ARRI Trinityと同様のDJI RS2用のジンバルサポートリグだが、 Bestboy Adam氏がYoutubeでTilta Floatの非常に詳細なレビューをしている。彼はそれを自分のDIYジンバルサポートリグと比較し、リグのバランスを取るためのヒントを提供している。またアクセサリーについても触れている。
DJIが新世代のハンドヘルドスタビライザーDJI RS2とDJI RSC 2を発表した直後に、カメラアクセサリーメーカーのTiltaは、より大きなDJI RS 2用のアクセサリートータルシステムを発表した。Tilta はHydraAlienと呼ばれる専用のカーマウントアクセサリーの他に、リンググリップ、さまざまなリモートコントロールハンドル、取り付けアーム、およびTilta Floatと呼ばれるサポートリグもリリースしている。
Tilta Float
Tilta Floatセットには、サポートベストとステディカムのような延長ポストを備えたスタビライザーアームが含まれている。 DJI RS 2ジンバル用に設計されており、ARRI Trinityと同じように機能するが、価格は低く設定されている。このシステムは、より重いセットアップで撮影する際の重量配分を支援し、カメラの操作を簡素化する。 ARRI Trinityについては、IBC2017時の次のビデオを参照いただきたい。
Tiltaは2月の初めに、DJI RS 2アクセサリー（TiltaFloatとHydraAlienカーマウント）がデザインの更新と価格変更を受けたことを発表した。これにより、フロートシステムは1,199ドルから1,349ドルに変更された。つまり、DJI RS 2ジンバルを搭載したシステム全体は、現在約2,200ドルとなっている。
Tilta Floatのレビュー
まずTiltaがFloatを発表する以前から、ユーザーがDIYでARRI Trinityリグを構築していたことは興味深い。Adam氏はそれらのユーザーの一人で、以前にDIYでジンバルサポートリグを作成している。
Adam氏がレビューで述べているように、バネ仕掛けのサポートアームは非常に強力だ。コンパクトながら、10kgまで対応する。サポートアームの強度を工具なしで調整でき、両側のARRIロゼットでベストに接続できる。彼はアームを頻繁に着脱する必要がある状況では、クイックリリースの方が適していると述べている。
ベストは実際にはベストではなく、サポートウエストベルトのようなもので、ショルダーストラップが付いている。Adam氏によると、ベルトの唯一の欠点はバックルがなくベルクロであるということ。ただし、バックル付きのベルトを追加するのは簡単とのことだ。
カーボンファイバーポストは拡張可能で、NATOレールと両側に電源コネクタがある。下端のバッテリーパック（Vマウント、ゴールドマウント、TB50、または元のRS 2バッテリー）の位置を調整して、微調整することができる。オリジナルのRS2バッテリーを使用する場合、ウェイトで調整できる。 DJI RS 2のフラット三脚は、支柱の下部に取り付けて立てることができるが、Adam氏は、より重いセットアップの場合は、これを勧めていない。
Floatに付属のワイヤレスモジュールはGoProバッテリーで駆動され、フォーカシングホイールでDJI RS2とフォーカスモーターを制御できる。このモジュールは、Tilta Nucleus-Nモーターとも互換性がある。
またハンドルを取り付ける前のDJI Ronin-Sでサポートリグを試したところ、それも機能したとのことで、Tilta Floatは意外に柔軟なようだ。Adam氏は、ポストの長さとバッテリーの位置を調整することによって適切にバランスをとるヒントも共有している。
Adam氏の結論は、Tilta Floatは素晴らしいシステムだが、すでにDIYリグを持っているユーザーは必要ないということ。また彼は、レディリグと同じように機能するサポートベストのアタッチメントを作成している。アタッチメントを使用すると、DJI Ronin2でより重いセットアップに対応できる。
