Tiltaは同社のハンドヘルドジンバルラインアップを更新した。新製品のGravity G2とG2Xジンバルは、最新の機能と使い易さを備えている。
この2モデルの仕様はほぼ同じだが、最も大きな違いはG2Xは支柱が斜めになっているため、LCDモニターの画面を遮ることがないところだ。
Gravity G2とG2Xの概要
どちらのモデルも最大3.6 kgの耐荷重となっている。パン軸とチルト軸は360°回転することができ、ロール軸は左右に60°回転できる。下はプロモーションビデオ。
どちらのモデルもアンダーまたはオーバースウィングモードで操作できる。
パン・フォローモード、「フラッシュライト」と言われるチルトロックモード、「チキン・ヘッド」と言われるフルスタビライゼーションモード、「ダッチ・アングル」と言われるロール・ロックモードの4つのモードを選択できる。付属のManfrottoプレートを使用すると、Manfrotto三脚への装着をすばやく簡単に行うことができる。また、バランスプレートはGravity G2を手動でバランスさせた状態に保つことができる。
更にスケールにより、一度バランスを取ってマークすると、以後同じカメラをマウントする場合、バランスを取り直す必要がない。 また2ヶ所にあるArriロゼットで各種アクセサリーを装着することができる。
チルトモーターは、Nucleus-Nano Motorを採用しており、5V MiniUSB端子から給電できる。カメラやアクセサリーへの電力供給用に14.8V DC出力も装備されている。
ユニットには充電式の18650バッテリー(別売)で電力が供給される。消費電力は非常に低く、4個のバッテリーで最大10時間稼働できる。
Tilta Assistantアプリ
専用のTilta AssistantアプリがGravity G2に用意されている。 Bluetooth経由で接続し、ニーズに合わせてモーターのトルク、加速、速度などを較正することができる。
アプリにはリモートコントロール機能もある。さらに、タイムラプスモードも用意されている他、本体のファームウェアアップデートもアプリを介して行うことができる。
アクセサリー
Tilta Gravity G2とG2Xには、各種アクセサリーが同梱されている。
アクセサリーは豊富に用意されており、ケースも別売で購入することができる。 キヤノンC200を搭載するとかなり重くなるので、専用のセカンドハンドグリップがお勧めだ。
従来のG1のすべてのアクセサリーは、Gravity G2とG2Xと互換性がある。また、Arri rosettesでサードパーティのアクセサリーも装着できる。
価格と発売時期
Gravity G2とG2Xはどちらも既に発売済みで、価格は730ドルとなっている。(ケース付きの場合は790ドル)
リンク: Tilta website