このパワーグリップは、ケーブルクランプ付きのデュアルUSB-Cインターフェースを備え、大容量バッテリーを内蔵し、アクセサリーのための追加のマウントポイントを提供し、Deliveryによる急速充電と、USB-CによるRun/Stop機能を統合している。現在、199ドルで販売中。
サードパーティーのアクセサリーメーカーであるTiltaは、伝統的な木製ハンドルとともに、カメラのしっかりとしたグリップと電源、あるいは収納ソリューションを組み合わせたサイドハンドルの全種類を用意している。
昨年9月にソニー製カメラ用のサイドストレージハンドルを発表した後、今度は「Tilta Left Side USB-C PD Handle with Run/Stop Type VIII」という、グリップと電源のハイブリッドアクセサリーを発表してた。
Tilta Left Side USB-C PD Handle with Run/Stop Type VIII – 特徴
Tiltaのこの新しいハンドルオプションは、NATOクランプを介してカメラケージの左側にネイティブに取り付けられ、その角度はレバーを離すだけで調節可能だ。さらに、ARRIロゼットや1/4″-20ネジアダプターなど、他のマウントソリューションも別途提供している。
ハンドルは上部にデュアルUSB-Cインターフェースを備えており、USB-Cケーブルを固定するための小さなクランプもデザインされている。利用可能な2つのポートのうち、1つはハンドル上部の専用ボタンからREC On/Offのトリガーとして使用でき、もう1つは最大60WのPower Delivery急速充電に対応している。
後者のオプションは、リグにVマウントなどの電源を追加することなく、バッテリー持続時間を大幅に延ばしたい場合に有効となる。ただし、両方の機能を同時に使用したい場合は、特定のカメラモデル用の専用のダミーバッテリーからUSB-C PDケーブルアダプターを購入する必要がある。
電源は50Whという大容量の内蔵セルから供給される。これならミラーレスカメラを数時間稼働させるのに十分だ。ただし、カメラがPD充電プロトコルに対応していることを確認する必要がある。代表的なミラーレスカメラでは、ソニーFX3、キヤノンEOS R5、R5C、そして今回発表されたLUMIX S5IIが対応機種となる。
サイズ・重量・デザイン
ハンドルはアルミ製で、付属のリストストラップとともに、滑り止めのパーツでしっかりとしたグリップ感を実現している。付属品のサイズは117×93×17mmで、バッテリーを内蔵しているため、決して軽いとは言えない。実際、カメラ本体に約480gの重量が加わる。
最後に、このパワーグリップは、モニター、マイク、小型LEDライトなど、リグに追加のアクセサリーを取り付けるための追加のマウントポイントを提供する。これらは上部のコールドシューインターフェイスと同様に、底部の位置決めポイントを持つ1/4″-20ネジ穴を含んでいる。また、底部には、USB-Cケーブルクランプを締め付けるために使用できるM3六角レンチ用のマグネット収納スロットがある。
価格と発売時期
新しいTilta Left Side USB-C PD Handle with Run/Stop Type VIIIは、現在メーカーサイトにて予約受付中。正式な小売価格は199ドルに設定されているが、現在2月9日まで10%割引のキャンペーンを実施している。このアクセサリーは2月に出荷を開始する予定。
詳しくは、こちらのTiltaのウェブサイトをご覧ください。