カメラケージとフォローフォーカスシステムで有名なTiltaは、Zombie Rig Boompole Support Systemで古いアームを蘇らせた。このシステムにはブームポールは付属していないが、サードパーティ製のバッグやサポートシステムに設置するために設計された2本のポールが含まれている。Zombie Rigはブームポールの重量をサポートしながら、マイクの指向性を可能にする。
Cine Gear 2023でTiltaは、録音者がより楽な姿勢で作業できるZombie Rigブームポールサポートシステムを展示した。Cine Gearインタビューはこちら。
Tilta Zombie Rig – 特徴
アルミ合金、カーボンファイバー、ポリウレタンプラスチックで構成されたZombie Rigは、従来のブームポールの重量を再分配するように設計されている。片手での操作も可能で、レコーディングの際、好みのレコーダーの音声レベルを調整することができる。撮影現場での音響部門は一人で行うことが多いので、このような機材は複数の使用例が考えられる。
様々なブームポールやサウンドミキサーバッグに対応している。ゾンビリグとミキサーバッグの接続はベビーピンコネクターで行う。また、Cスタンドやサポートベストとの接続も可能だ。付属のブラケットは、シムを使って様々な太さのブームポールに取り付けることができる。
システムの最も重要な部分は、ブームポールの背面に接続する操作ブラケットだ。オペレーティングポールはマイクロホンの方向をガイドするために使用され、長い長さで保持されたマイクロホンの重量配分に対抗するために重みが加えられている。そのため、操作ポールで指向性を操作しながら、サポートポールをバッグやベストに固定することができる。
ティルタのZombie Rigの重量は14.6ポンド(6.7kg)で、分解して長さ1メートルのバッグ(付属)に収納できる。
その価値はあるのだろうか?
このシステムの利点は分かるが、高額な値札が付いている。現在719ドルで予約注文中だ(ティルタのウェブサイトから直接注文する場合、この価格には2月6日までの10%オフが含まれている)。この価格では、Zombie Rigは、おそらくこのシステムから最も恩恵を受けるであろうインディーズ映画制作者向けではないだろう。とはいえ、このシステムを購入することで、実際のシステム本体と同様に、Tilta社のこのシステムの研究開発費も助成されることになるのは間違いない。興味のある方は、Tiltaのウェブサイトで予約注文ができる。