2016年に、Timelapse + がVIEW intervalometerをKickstarterで発表したが、このキャンペーンは大成功を収めた(記事はこちら:英語)。しかし同社のElijah Parker氏はその後も開発を続け、サポートされるカメラを増やしている。今回は人気の富士フイルムX-T3が追加された。
タイムラプス撮影は、例えば昼から夜への移行を美しく表現する撮影手法だが、長時間の撮影中光の状況がダイナミックに変化するため、撮影中にカメラ設定を調整する必要があるが、これは簡単なことではない。VEIWはこのようなタイムラプス撮影の問題点を解決してくれる機材だ。
VIEWの概要
Timelapse +のVIEW intervalomterは、これらを可能にする小さな装置だ。この製品は、カメラによって撮られたショットを分析し、カメラの設定を再調整することができる。
VIEWは、画像のプレビューやヒストグラムを表示することができ、またジェスチャーによる操作が可能。更に側面に手袋をしていても操作できる大きなノブを装備している。タイムラプス撮影中でも、それまでに撮った画像をプレビューすることができる。操作はVIEW専用のスマートフォンアプリを使用する。スマートフォンから、フォーカスの変化、いわゆるフォーカスランプをプログラムすることもできる。
今回、VIEWはX-T3を含む富士フイルムXシリーズをサポートした。 X-T1、X-T2、X-T3、X-Pro2、X-H1、GFX-50はすべてVIEW Intervalometerでの完全自動タイムラプス撮影に対応している。 AF対応レンズと組み合わせると、X-T2、X-T3、X-Pro2、およびX-H1がフォーカスランピング機能に対応する。
フォーカスランピングとは
富士フイルムのカメラは、フォーカスデータの処理の点でキヤノンとニコンのカメラと動作が異なるため、フォーカスランピング機能を実装することは少々困難だった。そのため、相対的かつ絶対的なフォーカスコマンド、モーターの動きの制限、正確さの問題など、いくつかの点を解決する必要があった。
Timelapse + VIEW intervalometerは、すでに多くのDSLRカメラとミラーレスカメラをサポートしている。今回サポートされた富士フイルムのカメラの他、キヤノンEOS R、ニコンZ7、ソニーα7IIIなどもサポートされている。
上記のビデオは2017年のもので、X-T1を使用しているが、現在では先のように多くのXシリーズカメラがサポートされている。 VIEWの価格は419ドル(GPSあり)または399ドル(GPSなし)となっている。
リンク: Timelapse+ | Changelog (GitHub)