ケンコー・トキナーは、ソニーカメラのボディ内手ぶれ補正とFast Hybrid AFに対応したFiRIN(フィリン)20mm F / 2 FEオートフォーカスレンズを発表し、Eマウントレンズのラインナップを拡大した。
同社は、2016年にEマウントに対応するFiRINラインアップを発表し、その最初の製品としてマニュアルフォーカス20mm F / 2を発表した。ネイティブのEマウントとマニュアルフォーカスのFiRINは、ソニーのαでビデオ撮影するカメラマンに好評だった。その後ソニーはα7RIIIで高速なオートフォーカスをリリースしたため、MFバージョンと同じ光学設計でAFバージョンをリリースした。
広角光学性能に関しては、2枚のガラスモールド非球面レンズと3枚の異常分散ガラス(SDガラス)を備え、広角撮影固有の歪みと色収差を低減する。 同社は、高解像を実現し、開放からヌケの良い描写を得られるとしている。
AFシステムには、ソニーEマウントカメラのFast Hybrid AFシステムと完全な互換性を持つリング型超音波モーターが組み込まれている。トキナーはまた、フォーカシングスピードと精度に関して、ソニーEマウントレンズと同等の性能を持つとしている。さらに、マニュアルフォーカスモード時にはフォーカスアシスト機能に加え、ソニーのαカメラの多くに搭載されているボディ内手ぶれ補正機能にも対応している。
以下は主な仕様
- ソニーEマウントルフレーム対応
- 静かなリング型超音波モーターによるオートフォーカス
- 絞り範囲はF / 2〜F / 22
- 画角92.66°
- 焦点距離 20mm
- 最短撮影距離28cm
- 絞り羽根 9枚
- 多層膜コーティングした11群13枚構成のレンズ
- フィルター径 62mm
- 重量 464g
発売は2018年4月下旬を予定。価格は未定としている。
3月1日~4日にパシフィコ横浜で開催されるCP +に出展の予定。