TTArtisanは、拡大する富士フイルムGFXカメラ向けに11mm F2.8魚眼レンズを発売した。GFX100、GFX50S、GFX50R、GFX100Sに対応する。
新しい魚眼レンズは、これらのラージフォーマットカメラの人気が高まっていることを証明している。GFX 100や100Sのユーザーであれば、特に動画撮影にも興味を持っているだろう。どちらも4096×2160ピクセルの4K DCIと、2048×2160の2K DCIがサポートされている。また、12ビットのRAWをクリーンなHDMIでNinja Vレコーダーなどに出力することもできる。
GFX100は43.8×32.9mm、103メガピクセルという大きなセンサーを使用しているので、魚眼レンズを使うことで、個性のある映像が撮れる。F2.8に開放して使えば、驚くような静止画や動画効果が得られ、魚眼ポートレートレンズや特殊な航空レンズとしても使えるかもしれない。また、マニュアルレンズではF16まで絞ることができる。
TTArtisan 11mm fisheye
光学設計は7群11枚で、TTArtisanは魚眼レンズのエッジの解像度の改善に貢献したとしている。同社は同様の魚眼レンズを、ソニーE、ニコンZ、キヤノンRF、ライカLおよびMマウント用に設計している。価格は215ドルで、TTArtisanのサイトから購入できる。
なお、TTArtisanのウェブサイトには、「11mm F2.8 Fisheyeレンズは、フルフレームフォーマット用に設計されています。そのため、富士フイルムのカメラに装着した場合には、若干のダークコーナーが発生します。」とある。
これにより、ラージフォーマット用の全く新しいレンズではなく、リハウジングに近いものであることが分かる。かなり低い価格の理由でもあるだろう。しかし、GFX 100、GFX 50S、GFX 50R、GFX 100Sのカメラ用に、かなりユニークなレンズを手に入れることができる。