DJI Mavic 3およびMavic 2ドローン用のTundra Droneオートムービングライトは、最大10,000ルーメンを出力でき、ドローンのカメラアングルに合わせて自動的に上下に傾けることができる。取り外し可能なバッテリーを搭載しており、飛行時間中、最大輝度でライトに電力を供給することができる。Tundra Droneライトキットは、1,490ドルから販売中。
Mavic 3は、現在DJIのフラッグシップとなる折りたたみ式ドローンプラットフォームっだ。昨年11月に発表されたオリジナルのDJI Mavic 3とMavic 3 Cineドローンは、つい先日Enterpriseバージョンが補完された。より長い飛行時間、より良いカメラ、よりスマートな機能を備えたこれらのドローンは、さまざまな用途で非常に有用であることが証明されている。
もちろん、ドローン用のさまざまなサードパーティ製アクセサリーもすでに販売されている。そのうちのひとつが、ノルウェーを拠点とするTundra Drone社のオートムービングライトで、そのサイズにもかかわらず非常に明るい。
Tundra Drone ライト:特徴
このライトは、着陸用の足も含めながら、ドローンのボディに巻きつく太い「ベルト」のように見える。ライトヘッドはベルトの片側にあり、ドローンのカメラの角度に合わせて自動的に傾くので、同社ではオートムービングと呼んでいるが、むしろオートチルトという方が正しいかもしれない。4つのLEDビーズと小さなリフレクターディッシュがある。
ライトの出力は1万ルーメンとしている。Tundra Droneによると、市販されているDJI Mavic 3ドローン用のオートムービングドローンライトとしては世界一の明るさだという。なお、旧型のMavic 2ドローンにも使用できる。以下のビデオに含まれるサンプルクリップから、明るさのイメージをつかむことができる。
このライトは1つのバッテリーでドローンが飛行できる限り、フル輝度で動作することができる。ありがたいことに、バッテリーは取り外し可能なので、新しいバッテリーに交換すれば、またすぐに新しいバッテリーでドローンを離陸させることができる。さらに、Tundra DroneのライトはDJIリモートコントローラーでON/OFFすることが可能。
ドローンライトのユースケース
ユースケースは複数考えられる。まず、シーク&レスキューの任務や、視界が悪くなった環境での空撮点検など、映画製作以外の用途は無数にある。私たち映画制作者にとって、このような強い光があれば、ある種のクリエイティブなアイデアを実現するのに役立つかもしれない。正直なところ、ライトを搭載したドローンで撮影しても、あまり見栄えの良い映像は撮れないと思われるが、プロジェクトによっては、それが望ましい映像になるかもしれない。
私としては、このようなライトを搭載したドローンを、他のカメラやドローンの光源として使用する方が、映像制作において面白い使い方ができるのではないかと思う。ただし、地域によっては夜間飛行のルールが厳しくなっている可能性があり、ドローンを飛ばす際は、必ず現地の方針を尊重していただきたい。また、このライトの重量がMavic 3の飛行時間にどのような影響を与えるかも未知数だ。
価格と発売時期
Tundra Droneは、DJI Mavic 3ドローン用の完全なタクティカル・レスポンダー・キットを提供している。基本的に2種類のパッケージがある。
- 小規模な操作のためのキット – 自動移動ライトの上に、このキットには3つのバッテリー、バッテリー充電器、12V車の充電器、および小型輸送ケースが含まれる。正規の小売価格は1,690ドルだが、2022年10月末までは、このライトキットを1,490ドルで注文することができる。
- 大規模運用向けキット – オートムービングライトに加え、バッテリー6個、バッテリーチャージャー、12Vカーチャージャー、バッテリーチャージャーハブ、大型輸送用ケースをセットにしたキット。正規の小売価格は1,910ドルですが、2022年10月末までは、このライトキットを1,650ドルで注文することができる。
米国での現在の納期は、注文から約4週間となっている。Tundra Droneは、米国内の企業向けドローンディーラーと提携し、より良い入手性と迅速な配送を実現するとしている。