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I’m Back - アナログSLRをデジタルビデオカメラに

上のビデオは「字幕」ボタンで日本語字幕が表示されます。

 

「I’m Back」は会社の名前だ。この会社は、古いアナログ一眼レフカメラを「デジタル化」する製品を開発した。アナログカメラでデジタルビデオや写真を撮ることが可能になる。

「I’m Back」社はイタリアとスイスの会社で、自称“変わったブラジル人”のSamuel Mello Medeiros氏と彼のパートナーであるFilippo Nishino氏、そして中国のHuanghe Lou氏によって設立された。

この製品の仕掛けは簡単で、アナログSLRカメラからフィルムホルダーを取り外し、デジタルバックと交換するだけで良い。この製品は2〜3年前に既にクラウドファンディングでプロジェクトを開始しており、依頼製品の改良に努めている。

カメラの仕組み

“I’m Back”デジタル35mmバックはアナログSLRのメカニカルシャッターの後方に、アナログ35mmフィルムに代わる半透明のスクリーンが装着されている。レンズを通してスクリーンに投影された画像は、1 / 2.33インチのセンサーを持つGoPro様のカメラモジュールによってミラーを介して撮影される。

本質的には、35mmフィルムの通常のアナログSLRに比べ、クロップファクターがない。即ち、効果的にスクリーンを撮っているのだが、画像には柔らかい粒子が映り込む。しかしこれが魅力なのだ。

ヒップスターが欲しいガジェット

思うに、“I’m Back”は間違いなく、ヒップスターに受けるのではないだろうか。新しいものと古いものが組み合わされ、ヴィンテージなルックが撮れることは実に面白いことだと思う。同社のウェブサイトには、装着できるカメラのリストがあり、キヤノン、コンタックス、ディアナ、ライカ、ミノルタ、ニコン、オリンパス、ペンタックス、プラクチカ、リコーのモデルが多数掲載されている。

発売時期

インタビュー後、ウェブサイトに記載されているデバイスのHDMI出力について簡単に説明を受けたが、これは撮影したモデルには含まれていなかった。 HDMI出力があれば、ProResやその他の高品質フォーマットで記録できるので、可能性が広がる。

同社は、既に製品の生産をはじめている。我々はフォトキナでプロトタイプを使ってみたが、ソフトウェアは最小限のものだった。しかし、出荷までは2ヶ月あり、まだ改善が続くだろう。発売後はB&Hで購入できる予定だ。フルキットの価格は299ドルと、それほど高価ではない。

もちろん、これは決してデジタルカメラに代わるものではなく、解像感もデジタルカメラに遠く及ばないが、それはまさに強みでもある。もう使わなくなった古いアナログカメラを生き返らすことができる画期的な方法で、かつ楽しみも与えてくれる。

主な仕様

  • 16メガピクセルパナソニック1 / 2.33インチCMOSセンサー
  • ビデオ記録: 2880×2160/24p、2560×1440/30p(WQHD)、1920×1080/30p / 60p
  • MP4 H.264フォーマット
  • ミニジャックによるオーディオ入力
  • リチウムバッテリーで給電

詳細は同社のウェブサイトを参照いただきたい。

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