TVLogicは、2つの新しいフルHDモニターを発表した。NAB 2019で展示される。F-7H mk2は、最大輝度3,600nitで各種プロ用機能を備えた、世界で最も明るい7インチフィールドモニターの第2世代。 F-5Aは、新しいコンパクトな5.5インチのカメラモニターだ。どちらのモニターも、クロスコンバージョンを備えたSDIおよびHDMIの入出力を装備している。
TVLogicは韓国のメーカーで、2002年に設立され、今では業界で有数のモニターメーカーとなっている。なおTVLogicの工場訪問の記事も参考いただきたい。
F-7H mk2の概要
TVLogicの初代F-7Hは、昨年のNABで登場した。それ以来、特にアシスタントカメラマンの間で非常に人気のあるモニターとなっている。その理由は、3,600nitと高輝度で、世界で最も明るい7インチフィールドモニターであることが大きい。明るい太陽光下でフォーカシングを行う場合、大変見やすいのだ。
TVLogic F-7H mk2はこのモニターのアップグレード版となる。フルHD解像度(1920×1080)、最大輝度3,600nitの7インチIPS LCDスクリーンを採用している。また反射も最大限に抑えられている。
新しいバージョンでは、フロントパネルに新しいタッチキーが追加され、頻繁に操作する設定にすばやく簡単にアクセスできるようになった。新しいモニターはまた、フォーカスプーラー用に強化されたシャープネスと新しいピーキングブースト機能を備えている。
TVLogic F-7H mk2は、SDI⇔HDMIクロスコンバージョンを含む3G-SDIおよびHDMI 1.4入出力インターフェースを装備し、複数のビデオフォーマットをサポートしている。第一世代が持つプロ機能は全て健在だ。モニター機能には、波形、ベクトルスコープ、フォーカスアシスト、アナモフィックデスクイズ、分割ズーム、H / Vフリップ、オートフリップ、Arriメタデータ、ズーム、ルーマゾーンチェック、カメラLUT、HDRエミュレーションなど、多くの機能が搭載されている。
以下がF-7H mk2の主な仕様。
- ディスプレイサイズ:7インチIPS LCD
- 解像度:1920×1080
- 色深度:16.7M
- 視野角:160°(H)/160°(V)
- 最大輝度:3,600 cd / m 2(nit)
- コントラスト比:1200:1
- 重量:0.8kg
- 給電:DC 12V / 34VまたはオプションのVマウントバッテリープレート
- 入力:1×SDI、1×HDMI
- 出力:1 x SDI、1 x HDMI – 両方ともクロスコンバージョン
F-5Aの概要
F-5Aは新しい小型軽量のカメラモニター。フルHD解像度の5.5インチスクリーンを搭載しているが、最大輝度は500ニットに留まる。入出力は、HDMI↔SDIクロスコンバージョンを備えたデュアルSDIおよびHDMI 1.2を装備する。
これには、波形、ベクトルスコープ、フォーカスアシスト、アナモフィックデスクイズ、カメラLUT、HDRエミュレーションなどの便利なプロ用機能が搭載されている。またフォーカシング用に、強化されたシャープネスと新しいピーキングブースト機能も搭載している。またオーディオモニタリング用のヘッドフォンジャックもある。
以下がF-5Aの主な仕様。
- ディスプレイサイズ:5.5インチIPS LCD
- 解像度:1920×1080
- 色深度:16.7M
- 視野角:160°(H)/160°(V)
- 最大輝度:500 cd / m 2(nit)
- コントラスト比:1000:1
- 重量:0.42kg
- 電源:DC 12V / 34Vまたは内蔵のソニーLバッテリープレート
- 入力:1×SDI、1×HDMI 1.2
- 出力:1 x SDI、1 x HDMI – 両方ともクロスコンバージョン
価格と発売時期
これらのモニターは間もなく予約注文が開始される。価格に関しては、小型のF-5Aの価格は850ドル前後と思われるが、F-7H mk2の価格についての情報はまだない。
これらの2つのモニターは、NAB 2019でTVLogicのブースC3639で展示される予定。