Universal Audioは高音質のレコーディングツールArrowを発表した。 Arrow はThunderbolt 3を備え、バスパワーでの駆動が可能まポータブルオーディオレコーディングツールだ。
最近の電子機器はますますポータブルかつ手ごろな価格になってきているため、ユーザーにとっては嬉しい状況だ。外出先での撮影、編集、カラーグレード、マスタリング、ムービー全てを制作、配信することができる。もちろん高品質のオーディオ収録も同様。新しいUniversal AudioのArrowは、そのような用途に適したオーディオレコーディングユニットだ。
Univeral Audio Arrowとは
1本のThunderbolt 3ケーブルで信号と給電が可能なので、ケーブルを引き回す労力は大幅に削減される。
Arrowは常に持ち運びする必要があるため、筐体はプラスチックではなく金属を使った頑丈なものになっている。
またArrowは背面に2系統のコンボXLR / 1/4 インチジャックと、フロントにエレキギターやベース用の1系統の専用1/4インチ入力を備えている。背面の2つの1/4 インチジャックと前面の1系統の1/4インチヘッドフォンジャック出力も用意されている。
以下はArrowのプロモーションビデオ。
もちろん、ビデオ収録となると更に複雑な設備が必要になる。しかし、音声の収録だけで良いなら、このツールを使えばかなり容易になる。
主な仕様
すべてのアナログ入力は、24ビット/ 192kHzの高品質ADコンバーターでデジタル化される。同社によれば、コンバーターは、卓越した品質を保証するApollo社のものを使用している。
Arrowの上部には、考え抜かれた最小限のインターフェースがある。 48Vファンタム電源、入力選択、ハイパスフィルターなどの専用ボタンはユーザーフレンドリーな操作を可能にし、大きなロータリーエンコーダはモニターレベルとプリアンプのコントロールを行う。
音楽のレコーディングなら、Universal AudioのUnisonプリアンプは、プラグインを使用してオンザフライで調整ができる。 Arrowにはあらかじめいくつかのヴィンテージプラグインがバンドルされており、追加で各種のプラグインを購入できる。
Arrowのセールスポイントは、高品質のADCとUnisonプリアンプだろう。標準装備される48V Phantom Power機能を含め、ユーチューバー、エディター、あるいは映画制作者のための、有用な録音スタジオだ。
価格と発売時期
Arrowは現在発売済みで、$ 499で販売されている。ただし、実際に動作させるには、別売りのThunderbolt 3(USB-cコネクタ)ケーブルが必要となる。
接続するパソコンはクアッドコアi7(またはそれ以上の)プロセッサーを持つものを推奨する。Universal Audio Arrowは、Mac(Mac OS 10.12以降)とWindows(Anniversary Update 64bit版Windows 10)のどちらでも動作可能だ。
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