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次期Adobe Premiere ProのApple M1 Mac対応バージョンは80%のスピードアップを実現

次期Adobe Premiere ProのApple M1 Mac対応バージョンは80%のスピードアップを実現

Adobeは、Apple M1 Mac向けにリリース予定のAdobe Premiere Proのベンチマーク結果を公開した。13インチのApple M1 Macは、同種のIntelベースのラップトップと比較して、編集、レンダリング、トランスコードが80%近く高速であることが証明された。

Adobeは、Photoshop、Lightroom、Illustrator、Premiere Pro、After Effectsの最新版をリリースした。ここ数ヶ月の間に、Adobe Premiere Pro 15.0とAfter Effects 18.0をリリースし、パフォーマンスの向上を図っている。

従来のリリースとは別に、AdobeはApple M1 Macのサポートに力を入れており、特に最適化されたAdobe Auditionの新バージョンをリリースしている。また、2020年12月以降、「Adobe Premiere Pro」はM1パソコン向けにベータ版が提供されている

Apple M1 Mac対応のAdobe Premiere Pro

Adobeは、Apple M1 Macと同クラスのIntelラップトップを比較したAdobe Premiere Proのベンチマークを公開した。具体的には、16GBのRAMと2TBのSSDを搭載した13インチのM1 Macbook Proと、同量のRAM/SSDを搭載した13インチのIntel Core i5ノートPCを使用している。また、両方のパソコンをApple Pro Display XDRに接続している。

Adobe社によると、ベンチマークは10年以上にわたって微調整されてきたPfeiffer Consulting社の「Methodology for Productivity Benchmarking」を用いて実行され、経験豊富なオペレーターが特定のタスクを実行するのにかかる時間を測定した。以下はその結果。

Image credit: Adobe

XAVC-Sファイル(H.264圧縮)は、強力なパソコンを使っても編集・再生するのが難しいことは、ビデオ編集者なら誰でも知っているでしょう。確かに、これらのファイルは、カメラから取り出してすぐに編集することはできない。

ご覧のとおり、この結果は期待できそうだ。例えば、XAVC 4K/25pのクリップをProRes 422にエンコードする際、M1 Macはインテル製に比べて2倍以上の速度が出た。また、XAVCの読み込みと再生についても同様の結果とまった。

ただし、アドビが言及しているように、GPUアクセラレーションに大きく依存している機能については、強力なGPUを搭載したインテル製Macでも、現世代のM1 Macを上回る部分がある。

将来的には、新世代のM1 MacがApple Siliconベースの新しいMacとの差を縮めていく中で、Appleがこの問題に対処していくことは間違いない。

Adobe Premiere Pro for Apple M1 Macのベータ版が早く公開され、新しいアップルコンピューターがコンテンツ制作者の編集作業の時間短縮に貢献することを期待したい。

ベンチマーク結果の全文は、こちら

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