Accsoonは、ビデオモニタリングの世界を変えるかもしれないオンカメラアクセサリー、Accsoon M1を発表した。このコンパクトなアダプターは、Androidスマートフォンをカメラに装着し、カメラのHDMI出力をスマートフォン用のUSB Type-C信号に変換する。つまり、「Accsoon M1」を使えば、スマートフォンがカメラモニターに早変わりする。
中国のAccsoonは、「CineEye 2S Pro」や「CineEye 2」など、主にワイヤレス映像伝送システムのラインナップで知られるメーカーだ。最近では、カメラアクセサリーの製造にも着手しており、先日レビューした「Power Cage for iPad」も発売した。
さらに、Accsoonは今回、ソーシャルメディアでM1を発表した。この新しいカメラアクセサリーは、カメラからAndroidスマートフォンへのモニタリング、録画、ライブストリーミングを可能にし、1個のソニーNP-Fバッテリーからカメラとスマートフォンに電力を供給することができる。
現在の発表項目
現時点では、近日発売予定のHDMI-USB Type-Cアダプター「Accsoon M1」に関する情報はほとんどない。このアダプターは、カメラリグの上に載せるように設計されている。1/4″-20マウントポイントのようなもので取り付けることができる。
M1には、ほとんどのAndroidスマートフォンにフィットするフォンマウントが内蔵されている。残念ながら、iOSデバイスには対応していない。左側面には、カメラに接続するためのHDMI入力と、2つのDC出力ポートが用意されている。
Accsoon M1の背面には、ソニー製のNP-Fバッテリーマウントがある。1本のバッテリーで、M1とカメラ、そしてスマートフォンを駆動することができる。
右側には、On/Offスイッチと、Androidデバイスに接続するためのUSB Type-Cポートがある。スマートフォンからのモニタリング/録画/ライブストリーミングに特定のアプリが必要になるかどうかは不明。しかし、そのために専用のソフトウェアが必要になることは、ほとんど疑う余地はないだろう。
なお、M1の上にはコールドシューアダプターがある。
オンカメラ・モニタリングの未来
Accsoon M1は、オンカメラ・モニタリング・ソリューションの未来を垣間見ることができる。先日レビューしたソニーのXperia PROのように、スマートフォンのモニタリング機能を推進するメーカーが増えている。Xperia PROはマイクロHDMI入力ポートを備えているが、2500ドルという価格と限られた機能では、ほとんどの映像制作者はこの製品を見送るだろう。
もしAccsoonがM1のようなコンパクトで手頃な価格の、機能豊富なHDMI-USB Type-Cアダプターを発売することができれば、今後多くのユーザーがスマートフォンをオンカメラのモニターとして使用するようになるだろう。
価格と発売時期
Accsoon M1の価格や入手方法については、まだ情報が無いが、詳細がわかり次第更新する。