VAXISは、今後発売が予定されているRED Komodo用のワイヤレスビデオトランスミッターの開発を発表した。 VAXIS ATOM 600 KVは、キヤノンBPデュアルバッテリースロットを持ち、Vマウントで接続する。 0.1秒未満の遅延で1080pのビデオを最大600フィート(約182m)の距離で送信できる。
VAXISは中国の会社で、ワイヤレスビデオシステムの専門メーカー。最近では手頃な価格のワイヤレスビデオシステムATOM 500をリリースしている。今回同社は、発売が予定されているRED Komodo用に設計されたワイヤレスビデオモジュールを開発していることを明らかにした。
RED Komodoは2020年5月頃に発売される予定。RED Komodoの記事はこちら。
VAXIS ATOM 600 KVの概要
VAXIS ATOM 600 KVに関しては、Reduserにスレッドがある。仕様は以下の通り。
- 最大600フィート(約182m)の伝送距離
- 最大1080pのビデオ信号
- 0.1秒以下の遅延
- SDI入力(KomodoにはSDIビデオ出力がある)
- SDI / HDMI出力
- iOS / Androidデバイスでのモニタリング(最大4台のレシーバー)
- データ暗号化
このモジュールは、KomodoのキヤノンBPデュアルバッテリースロットに挿入し、V-Lockバッテリーを使用する。ミニVロックバッテリープレートを使用し、コンパクト化を図っている。ゴールドマウントバージョンも製品化する予定。
VAXISによると、ユニットにはファンが内蔵され、単独の送信機として対応する受信機や4台までの iOS / Androidデバイスに接続できる。
VAXIS ATOM 600 KVは、Vマウントやゴールドマウントバッテリーでカメラに接続できるので、多くのユーザーが使うだろう。また、HDMI出力を提供しているため、モニター出力としても使用できる
価格と発売時期
現在、価格や発売時期に関する情報はない。RED Komodo自体も正確なリリース日や価格は発表されていない。 VAXISによると、NAB 2020ブースC7915でATOM 600 KVが展示されるので、4月にはさらなる情報が期待できそうだ。