Zero Zero Roboticsは、新しくユニークな外観のドローン、V-Coptr Falconを発表した。実際、このV字型バイコプターは、2つのモーターと2つのプロペラのみで飛行する。 V-Coptr Falconは、最大伝送距離7 kmで最大50分間飛行できる。また自律障害物回避も可能。4Kで3軸の振動補正対応のカメラを備えている。
https://www.youtube.com/watch?v=LMaRFSchtqc
Zero Zero Roboticsとは
Zero Zero Roboticsは、約1年前にKickstarterで最初の製品、Hover 2を発売した中国のメーカー。この自律型ドローンのキャンペーンは大成功を収め、100万ドル以上の資金を調達した。しかし、今日まで、すべての支援者はまだ製品を受け取っていなかった。しかし、Zero Zero Roboticsは、今回突然新しいドローンV-Coptr Falconの発売を発表した。
V-Coptr Falconの概要
Zero Zero Robotics V-Coptr Falconはマルチロータードローンだが、モーターとプロペラは2つしかない。 一般的なクアッドロータードローンとは対照的に、V-Coptr Falconはプロペラを傾けることにより、前後に移動する。
プロペラが2つしかないことの主な利点は、消費電力が少ないことだ。 Zero Zero Roboticsによると、1つの4500 mAh / 69.3Whバッテリーで最大50分間飛行でき、これはDJIドローンの2倍の飛行時間だ。本体は比較的小さく、総重量は730g、大きさ22 x 14,8 x 7,24 cm。
リモートコントロール
リモートコントロールには2.4Ghz帯域を使用している。操縦に使用されるコントローラー(BlastOffと名付けられている)は、最大2.5時間持続可能なバッテリーを内蔵している。
また、最大7kmの伝送距離は卓越したものだ。
カメラ機能
V-Coptr Falconは、1 / 2.3インチ12メガピクセルCMOSセンサーを備えている。これはDJI Mavic Air / Pro 2 Zoomと同じセンサーサイズだ。上記のビデオや、その他のサンプル映像では、小さなサイズのセンサーに付きものの「不要効果」が見られる。森林など複雑な映像では細部の表現が十分でなく、輪郭補正も目立つ。
Falconのカメラは、3軸ジンバルによって振動補正される。記録は4K UHDで最大30fps、FullHDで120 fps。ビデオはMP4ファイルとして記録されるが、最大ビットレートに関する情報は無い。また、Falconは12メガピクセル解像度のJPEG / RAW(DNG)で写真を撮影できる。記録メディは内蔵の8GBメモリー、あるいは最大256GBのmicroSDカードに保存する。
更に、V-Coptr Falconには2つの前面障害物回避センサーが搭載されている。現代のすべてのドローンと同様に、複数のフライトモードを使用して、必要なショットを撮影できる。また、DJIのActiveTrackのように、対象を自動的に追跡することができる。
価格と発売時期
V-Coptr Falconには、BlastOffコントローラー1個、バッテリー1個、予備プロペラ2個、ジンバルカバー、ドライバー、USBケーブル、ケースが付属している。
Zero Zero Roboticsは、V-Coptr Falconは2020年2月に出荷されると述べており、すでに999ドルで同社のウェブサイトで事前注文できる。