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Velvet Light 2レビュー - 95 CRIの耐候性LEDライトパネル

Velvet Light 2レビュー - 95 CRIの耐候性LEDライトパネル

Velvet Light 2は、防塵、防水、100%アルミニウムフレームで、95 CRIを誇っている。しかし、屋外での1ヶ月以上の長期撮影に耐えられるだろうか?今回このパネルを、私の経験上で最も厳しい環境下でテストしたので報告しよう。

LED照明機器は各社から多くのモデルが発売されており、実際どのブランドがイノベーションに投資しているのか、また本当にCRIが高いモデルなのかを識別することは困難だった。先月、私はスイスで新しいドキュメンテーションシリーズを撮影したが、ここでVelvet Light 2を試して見る機会があった。私は、Netflixの映画”ザ・リチュアル~いけにえの儀式”(原題:The Ritual)でVelvet Light 2を使用することについて、DPのAndrew Shulkind氏から了解を得た。

7人のクルーとすべての機材を乗せるためのクルマを用意した。機材チェックのコストも考慮する必要があったため、多目的に使用できる機材を選んだ。また、電気が無いため、この状況に対応できる機材が必要だった。更に車に積めるスペースは限界だったので、できる限り小型の機材を調達することにした。

更にロケの場所は厳しい気象条件で、機材が故障する可能性もあったが、交換する機材の余裕はなかった。 3,300メートル以上の高所で、もちろんレンタルハウスも無く、ライティング機材も持っていく必要があった。

我々はVelvet Light 2 2×1 bi-color LEDパネルを選択した。このライトは、スタジオのみならずフィールドでの使用にも2×2、4×1、1×1のサイズに対応できる。我々が選択した2×1にはdmxポートが用意されているが、スタジオで撮影しないので、この恩恵は受けられなかった。同社はスポットバージョンも提供しているが、今回はオンロード照明パッケージを使用した。

Velvet Light 2はバイカラーで、色温度を2700から6500ケルビンで調整できるが、モードボタンを素早く押すと32Kから56Kに切り替わる。

我々はほとんどの場合、Velvet Light 2をキーライト用のソフトボックスアタッチメントと一緒に使用したが、時には自然なデイライトを使用した。Velvet Light 2は優れた昼光色ライトとしても使用できた。

光量

Velvet Light 2にはVマウントで電力を供給することもできるが、今回は主な機材にゴールドマウントを使用したので、ライトもゴールドマウントに対応する必要があった。いずれにしても、数百年前に建てられた建物の電源に期待することはできなかった。

ゴールドマウントプレートの取り付けは簡​​単で、バックプレートをスライドさせ、電源ケーブルをDC入力ポートに接続するだけだ。 2つのバッテリーを接続すると、準備が整う。定量的なテストは行っていないが、2個の98Whバッテリー(新品ではない)で数時間使えることが分かった。なお、バッテリーを充電するために壁コンセントが使えないので、RED MonstroとHelium用にゴールドマウントを使用した時は、このライトを使わない状況があった。そのような状況はほとんど無かったが、このように融通がきくということでも便利だった。

セットアップ

Velvet Light 2は、運搬業者の手荒い作業にも耐えられるよう、丈夫なケースに収納されている。

2×1は1×1よりも重くなるが巨大ではなく、通常のCスタンドでライトを十分保持できる。ライトパネルを取り囲む金属製のヨークでライトの方向をチルトさせることができる。ライトを数分使うと、どこが故障しやすく、どこを修理することになるかを推測することができる。これも万一のことを考えた設計なのだろう。

同社は、機材のメンテナンスは不要としている。これは我々にとっても嬉しいことだ。このライトはケースから出し、Cスタンドでポップアップし、使用準備ができるまで1分とかからない。

Velvet Light 2 Flood is being used as the key light in this interview.

光質

さて、最も重要なのは、実際の光の質だ。これが不十分だと、他がどんなに優れていても意味がない。

結果を言うと、このパネルは他社のものを検討する必要のないものだ。Velvet Light 2は実に肌にやさしく、他の製品と同程度のディフュージョンを必要としないようだ。しかしソフトボックスのアクセサリーはお勧めしたい。取り付けに数秒しかかからず、光量のスポイルは最小限に光を和らげることができる。

出力に関して言えば、光は実に強力で、調光も自由にできる。他のブランドのLEDパネルでは、光量を最大にしても足りないことが多々ある。Velvet Light 2では、インタビューの被写体の人物から約2.5m離れたところで、6割程度の明るさで済んでしまう。今回の撮影では、各シーンで柔軟に対応できた。

まとめ

私の意見では、Velvet Light 2は数ある照明器具の中でも優秀な部類に入る。厳しい環境での撮影に耐えることができる高出力の柔らかい光で、かつ十分な組み立て品質を備えている。Velvet Light 2は様々な給電方法を始めとする多くの機能を持ち、屋外のライティングに最適な機材だろう。

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