最近発表されたVinten microVRCは、リモートPTZカメラコントロールをより安価に実現することを目指している。Web放送局をはじめとする小規模スタジオに理想的なシステムだ。
近年、手頃な価格の放送画質のカメラが登場しており、これらを使う小規模のスタジオが増加している。Vintenは、このセグメントで増加しているロボット制御の需要増加に対応するため、本格的なHD-VRCシステムの小型版であるmicroVRC (μVRC)をリリースした。
Vinten microVRCは、PCベースのタッチスクリーンコントローラソリューションで、最大4台のカメラのパン、チルト、ズーム(PTZ)を遠隔操作できる。また、機能をアサインできるファンクションキーを備えたエルゴノミックUSBジョイスティックも含まれている。
またVinten microVRCは、Vinten Vantageのロボットリモートヘッドとシームレスに統合するように設計されている。しかし、モジュラー設計のため、サードパーティのPTZソリューションと統合してより柔軟なセットアップを行うようにプログラムすることもできる。これは、Vinten microVRC用に入手できるアドオンオプションの1つで、HD-VRCの全機能を組み込むことができる。
コントローラはかなり多機能だ。カメラ選択、プリセットショット、基本的なシェーディング、再生はもちろん、サードパーティ製のスイッチャーと簡単に接続できる。
モジュール式なためスケーラブルで、Vintenのシステムと互換性があることから、小規模な放送局だけでなく、今後拡大するWebベースのスタジオにも理想的なソリューションと思われる。
Vinten microVRCは既に発売済み。更に詳しい情報はこちらのVintenのWebサイトを参照されたい。