Wooden CameraがARRI LPLマウントアダプターなどを発売
米国を拠点とするカメラアクセサリーメーカーのWooden Cameraは、ライカLマウントとキヤノンRFマウント用のARRI LPLマウントアダプター、カメラとモニター用の垂直マウントキット、15mmと19mmのブリッジプレートの新製品を発表した。cinema5Dバーチャルショーでインタビューも行った。
Wooden Camera ARRI LPL用マウントアダプター
Wooden Cameraの新しいARRI LPLマウントアダプターを使用すると、ARRIのSignature PrimeシネレンズのようなLPLレンズをミラーレスカメラにマウントできる。パナソニックライカLマウント用とキヤノンRFマウント用の2つのバージョンがある。
下部に1 / 4-20のネジ穴があり、三脚やケージのレンズサポートに取り付けることでカメラマウントへの負担を軽減できる。 3番目のタブは、ケージに取り付けられていない場合に使用する。 LPLマウントキャップも同梱されている。
これらのアダプターはコリメーションツールを使用してフランジフォーカスを設定できる。なお、アダプターのフランジ距離はシムを使用して調整できる。カラーの周りの6つのソケットキャップスクリューを緩め、2つのセクションを分離し、さまざまな厚さで色分けされたシムを追加する。コリメートツールまたはワイドレンズで無限遠に焦点を合わせて、バックフォーカスを確認する必要がある。
シムセット(必要な厚さになるように積み重ね可能)–シルバー.0127mm、アンバー.0254mm、パープル.0381mm、レッド.0508mm、グリーン.0762mm、タン.1016mm、ブルー.127mm。
アダプターの重量は216gで、寸法は81.8 x 81.8 x 46.5 mm。
バーチカルマウンティングキット
3つの製品を組み合わせると、垂直方向での撮影とモニタリングができる。ミラーレスカメラやデジタル一眼レフカメラなど、小型のカメラでの撮影を目的としている。
最初の製品は、ミニ縦型カメラブラケット。これは、縦置き撮影するための小型カメラ用L字型アルミニウムブラケットだ。なお、同社は大型のシネマカメラ用に大きなブラケットをすでに提供している。
次は、モニターケージ垂直変換キット。このキットは基本的に、Wooden Cameraのモニターケージのハンドルの位置を変更できるため、モニターを垂直に保持することができる。キットを取り付けると、工具なしでハンドルを水平モードと垂直モードに切り替えることができる。
更にWooden Cameraは、Sachtler FSB 10T、8T、FSB 6T、Touch、およびGo Plate Sと互換性のあるクイックリリースシステム、Micro Touch and Goシステムを導入した。
クイックリリースブリッジプレート
ブリッジプレートはカメラとロッドのベースプレートの間で使用し、カメラごとに正しいロッドの高さを調整できる。同社はすでに15mmと19mmのブリッジプレートを提供しているが、これは再設計された新しい2ステージロックメカニズムを持っている。
リリースレバーを途中まで開くと、ロッドにしっかりと取り付けられたまま、ブリッジプレートをスライドさせて位置を調整することができる。レバーが完全に開くと、ブリッジプレートをロッドから取り外すことができる。もちろん、新しいブリッジプレートは15mmと19mmを選択できる。
価格と発売時期
ARRI LPLアダプターは今週出荷予定。パナソニックライカLマウント-ARRI LPLマウントアダプター(276500)とキヤノンRFマウント-ARRI LPLマウントアダプター(276600)はどちらも599ドル。
バーチカルマウンティングキットは、5月初旬に出荷開始予定。ミニ垂直カメラブラケット(277200)は195ドル、モニターケージ垂直変換キット(277300)は45ドル、マイクロタッチアンドゴーシステム(276700)は399ドルとなっている。
新しい両方のクイックリリースブリッジプレート(19mm – 277000、15mm Studio – 277100)は5月中旬に出荷を開始し、価格は499ドル。