編集2021.2.11：このクラウドファンディングキャンペーンが偽りであるというCanonrumorsとKickstarterのユーザーによる報告がありました。またKickbooster自身からも警告がありました。 このプロジェクトを支援した場合は払い戻しを要求することをお勧めします。 ただ、不思議にもキャンペーンはまだKickstarterとIndiegogoで継続されており、追加情報があればこの記事を更新します。
X-traカメラバッテリーがKickstarterに登録された。 このバッテリーは、通常のバッテリーパックよりもはるかに大きな容量を提供する。現在、キヤノン、ソニー、ブラックマジックデザインのカメラに対応し、容量は3,700mAh。LED充電レベルインジケーター、USB-C入出力ポートを備えている。バッテリーがカメラ本体から出る形状で、カメラのバッテリードアを取り外す必要がある。バッテリーには急速充電ケースが付属している。
通常のカメラ用バッテリーは十分な容量がない場合がある。X-traバッテリーは、通常のバッテリーパックよりもはるかに大きな容量を提供することでこの問題を解決している。
X-traカメラバッテリー
X-traバッテリーは3,700mAhの容量がある。現在、キヤノン LP-E6（キヤノンおよびブラックマジックデザインのカメラ用）とソニー NP-FZ100（ソニーカメラ用）の2種類がある。バッテリーは、シンプルな4個のLED充電レベルインジケーターを備えており、横の小さなボタンを押し続けると点灯する。これにより、バッテリーをカメラに入れたり充電器に装着しなくても、バッテリー残量を確認することができる。
X-traバッテリーのもう1つの便利な機能は、USB-Cポートだ。直接接続できるため、電源コンセントがあればカメラを無制限に使用できる。 USB-Cポートは、LEDライトなどのアクセサリーに電力を供給するための出力としても使用できる。
出展社によると、X-traバッテリーは耐久性があり、あらゆる環境条件で安定している。電圧の安定性を確保するため、内部抵抗は極めて低い。さらに、過充電を防ぎ、バッテリーの寿命を延ばすためのマイクロチップが組み込まれている。バッテリー本体にはリリースボタンも付いている。
大きな形状と問題点
バッテリー本体が大きく、装着するとバッテリーがカメラ本体から飛び出した状態になる。従って、カメラのバッテリードアを取り外す必要がある。しかしドアが取り外されたことにより、バッテリーを素早く交換できるというメリットもある。一方、バッテリーが飛び出しているため、カメラケージが取り付けられない可能性もある。フォトグラファーの場合はあまり問題ではないが、映像クリエーターはケージを使う場合が多く、問題になる。ハーフケージなら問題ないだろう。
耐候性の面から言うと、バッテリードアは湿気やほこりの侵入を防ぐ重要な部品だ。 X-traバッテリーは、バッテリー本体に3M 360シーラントを装着することで、耐候性を維持している。
急速充電ケース
X-traカメラバッテリーには急速充電ケースが付属している。これはX-traバッテリーを急速充電することはもちろん、USB-Cパワーバンクとして使用することもできる。
対応カメラ
バッテリーは現在、キヤノン、ソニー、ブラックマジックデザインの以下のカメラと互換性がある（ニコンにはまもなく対応する予定）。
- キヤノン: EOS R, EOS R5, EOS R6, 5D IV, 5D III, 5D II, 5Ds R, 5Ds, 6D, 6D II, 7D, 7D II, 90D, 80D, 70D, 60D
- ソニー: α7 III, α7R III, α7R IV, α7S III, α6600
- ブラックマジックデザイン： Blackmagic Pocket Cinema Camera 4K/6K
- ニコン: Z6, Z6 II, Z7, Z7 II, Z50, D500, D600, D610, D750, D780, D7000, D7100, D7200, D7500, D800, D800E, D810, D810A, D850, P520, P530, V1
価格と発売時期
上記のように、X-traバッテリーは現在Kickstarterで利用できる。プロジェクトへの資金提供はすでに成功しており、2020年12月19日まで継続される。次のいずれかを選択できる。
- 充電ケース付きバッテリー1個：99ドル
- 充電ケース付きの2つのバッテリー：188ドル
- 充電ケース付きの3つのバッテリー：267ドル
- 充電ケース付き5個のバッテリー：435ドル
- 充電ケース付きバッテリー10個：850ドル
出荷は2021年3月に開始する予定で価格は145ドルになる。
なお、クラウドファンディングプラットフォームでプロジェクトを支援する場合は、リスクに注意いただきたい。 クラウドファンディングプラットフォームの利用規約を読み、商品の配送が大幅に遅れる可能性や、プロジェクトが中止されるリスクもある。
