Xiaomi Mi Note 10は、合計5台の背面のカメラと32メガピクセルの前面カメラが特長で、スマートフォンのカメラの最先端を行く。わずか549ドルで、108メガピクセルのプライマリカメラ、超広角20メガピクセル(FOV 117°)カメラ、5メガピクセルの望遠カメラ(+ 10xハイブリッドズーム、50xデジタルズーム)、12メガピクセルの2倍ズーム中望遠カメラ、そして2 メガピクセルのマクロレンズカメラが搭載されている。このスマートフォンはまもなく発売される。
Xiaomi(シャオミ)は北京を拠点とする中国のメーカー。同社は上記のような驚くべきスペックを持つスマートフォンXiaomi Mi Note 10を間もなく発売する。(日本での正式取り扱いは無い) このスマートフォンは128 GBストレージ(+ 6 GB RAM)を搭載しながら、iPhone 11 Pro Max 128 GBの3分の1を少し上回る程度の価格だ。
カメラ機能
108メガピクセルは、ハッセルブラッドのミディアムフォーマッのように聞こえる。 Xiaomi Mi Note 10は、1 / 1.33インチセンサーサイズで108メガピクセルのプライマリカメラ、f / 1.69の開放絞り値、82°の視野角、光学手振れ補正(OIS)などを持つ。
背面カメラでのビデオ撮影は、最大4K @ 30fpsで記録でき、1080pでは120 fpsおよび240 fps、720pでは960 fpsのスローモーションができる。4K 50/60 fpsはサポートされていないが、素晴らしいスペックだ。
画質
このスマートフォンで撮影された写真をまだ詳細に見ていないが、色収差、レンズの歪みのレベル、フォーカシングなどがどの程度なのか興味があるところだ。 また108メガピクセルで撮った映像のシャープネスやノイズについても見てみたい。センサーサイズはスマートフォンの中ではかなり大きい方だが、ピクセルサイズは約0.8μmであり、明るさに影響を及ぼす可能性もある。カメラのデフォルトモードでは、ピクセルビニングを使用して、27メガピクセルの4つの隣接するピクセルを結合し、有効ピクセルサイズを108メガピクセル(4-in-1スーパーピクセル)としている。
さらに、Xiaomi Mi Note 10はQualcomm®Kryo™470アーキテクチャを備えたQualcomm®Snapdragon™730Gプロセッサーと、6 GBのLPDDR4x RAMを搭載したOctaコアプロセッサー(最大2.2 GHz)を搭載、AIによる幅広い高度な機能も持っている。
その他の機能とAI
その他の機能では、通常のパノラマモード、顔認識、HDRなどの多くの機能のほかに、高度な機能も持っている。例えば、手持ち撮影や夜間撮影で有用な「ムーンモード」や、超広角撮影での歪み補正も搭載している。また集合写真での顔修正がAIにより自動修正されるようになった。さらに、「AI Beautify」、「AI smart slimming」といった機能もある。
まとめ
このスマートフォンは素晴らしいスペックを持つが、それがどの程度のクオリティなのかテストしてみないと実際の評価はできない。ただし、スペックを見る限り、少なくとも次のことは言えるだろう。
1) スマートフォンのカメラは新しい時代に入った。
2)将来的には、プロレベルの写真や、AIや洗練されたアプリによって自動的に補正される写真が撮れるようになる可能性もある。
108メガピクセルがスマートフォンに採用された現在、一般的なミラーレスやDSLRの将来はどのようなものになるだろうか?スマートフォンの進化がミラーレスやDSLRにどのような影響を与えるか、非常に興味あるところだ。
Xiaomiの website