Yongnuoは、上海P&I展示会で新しいマイクロフォーサーズカメラ:Yongnuo YN455を展示した。このカメラは、20メガピクセルセンサー、5インチのチルトタッチディスプレイを搭載し、最大4K/30pの映像を記録することができ、Android 10を搭載している。
中国のメーカーYongnuoは、MFTカメラ用の25mm F/1.7のプライムレンズや、フルフレームのソニーEミラーレスカメラ用の35mm F/2 AFなど、手頃な価格のレンズで主に知られている。しかし、2019年、同社はカメラ市場に参入し、MFTとキヤノンEFマウントを搭載したAndroidカメラ「YN450」を発売した。
残念ながら、このカメラは約500ドルで中国市場でのみ販売された。しかし、今回発表された新しいYongnuo YN455は、中国以外でも販売される可能性がある。
主な特徴
Yongnuo YN455は、162 x 85 x 56mmとかなりコンパクトで、670gと軽量。本機の主な特徴は以下の通り。
- 20メガピクセルMFTセンサーを搭載しており、MFTレンズマウントでのみ発売される。
- 本体背面には5.0型のチルト式タッチパネルディスプレイが内蔵されており、カメラの前には小型のLEDライト/フラッシュが設置されている。
- YN455の側面には、3.5mmヘッドフォンジャック、3.5mmマイク入力×1、USB Type-Cポート×2(最大1080P出力)がある。
- Bluetooth 5.0対応、2.4/5Ghz Wi-Fi対応で、さらにGPSも内蔵。
- 動画は最大4K/30fps
- 内蔵されているバッテリーは4400mAhで、パワーバンクなどで直接充電することができる。18WのPD/QC3の急速充電器に対応しています。もちろん、バッテリーを外して通常の充電器で充電することも可能。
- 写真や動画は、64GBの内蔵メモリか、マイクロSDカード(最大256GB)に保存される。
YN455はスマートフォンとカメラのハイブリッド機器だ。実際、YN455には、ハイエンドのスマートフォンに搭載されているものと同様のSnapdragon SoCが搭載されている。このSnapdragonチップは、2.2Ghzの8コアCPU、6GBの内蔵RAMを搭載しており、接続には2/3/4GのNano-SIMを利用できる。
更に、YN455は多くのスマートフォンに搭載されているAndroid 10で動作する。これは、ライブストリーミング機能や、カメラ内で直接写真/ビデオを編集できる機能が搭載されることを意味する。また、ウェブやインスタグラムを見ることもできる。
価格と発売時期
Yongnuo YN455は、約3,888中国元(約600ドル)で販売される。バンドルは、Yongnuo 25mm F/1.7が4487元、42.5mm F/1.7が4686元で販売される。現時点では、このカメラが海外に出荷されるかどうか、また、いつ発売されるのかは不明。