Zacutoは春に発表したソニーα7III、α7RIII、α9用ケージの出荷を開始した。Nato rail、堅牢なHDMIサポート、Atomos Shogunレコーダー用のマウントを備えた、コンパクトで使いやすいデザインを採用している。
様々な用途に対応するため、多くのオプションが用意されている。またソニーαカメラの使い勝手をできるだけ継承し、加えてコネクタやアクセサリーを保護している。また、高さを抑えているのもこのケージの特徴。
ケージデザイン
カメラはケージにぴったりと収まる。またアクセサリー取付用に上部に1/4”20のネジ穴が開けられている。サイドと上部にはハンドルを取り付けることができる。
Nato railも用意されており、トップハンドルを低い位置にした場合の安定性を高めるのに役に立つ。
またネックストラップを利用してカメラを安定させることもできる。なお、このケージは、カメラをしっかり保持するよう設計されているため、簡単に着脱することはできない。
両手でカメラを握ることができるよう、ENGスタイルのハンドストラップを反対側に追加することができる。ハンドルは高さ調節が可能で、上部にコールドシューが付いている。
底面には、Zacuto VCT Pro BaseplateやTripod Dockと互換性のあるダブテールがある。また必要に応じて、1/4″20と3/8″のネジも用意されている。
アクセサリーの取り付け
付属のHDMIロックポートは、操作に邪魔にならないようケーブルの方向を90度変更し、またカメラのマイクロHDMIコネクタをフルサイズのHDMIに変換する。
またメタボーンアダプター用のサポートがケージに用意されている。 15mmベースプレートを使用しなくても良いよう、オプションのサポート用にネジ穴も用意されている。
すぐにカメラを取り外すことができるため、メタボーンアダプター用のサポートがケース側に用意されているのは大変ありがたい。
特筆できる特徴の1つは、おそらくAtomos Shogunレコーダー用のマウントだろう。
多くのαカメラユーザーは、外部レコーダーを使用している。カメラのLCDモニターでは小さすぎるため、7インチ程度のディスプレイを持つ外部モニターが必需品だ。カメラ上に大きく重い機材を付けなければならないが、これは仕方がないだろう。
Zacutoのケージでは、この外部モニターをできるだけ低くマウントできるように工夫されている。また側面のロックにより、重いモニターが簡単に回転しないようになっている。レコーダー側は、4個の1/4”20ネジで固定する。
トップレール
トップハンドルは、木製のグリップを備えたNato railベースのデザインを採用しており、前後にスライドさせることができる、上部に1/4”20と3/8″のネジが有り、コールドシューが付けられている。
EVFマウント用に、側面にロッドマウントが用意されている他、K2M XLRアダプター用のスロットも用意されている。
以下はプロモーションビデオ。
基本パッケージにはケージ本体と、サイドストラップ、サイドハンドル、HDMIロックポートが含まれている。上部ハンドルやAtomos用マウントは別売。