ZEISSは、ソニーEマウントカメラ用にZEISS Batis 2/40 CFを発売、Batisシリーズのラインアップを強化した。レンズは40mm F2.0でオートフォーカスを備える。”Close Focus”と呼ぶ準マクロモードも搭載されている。
40mmの理由
Batisシリーズは、ソニーのαカメラユーザーの間では人気があり、高い需要を誇っている。現在このシリーズがカバーしている範囲は18mm F2.8、25mm F2.0、85mm F1.8、135mm F2.8だ。今回発表されたBatis 2/40 CFは、25mmと85mmのギャップを埋める位置付けとなる。 50mmを標準レンズと考えるユーザーもいれば、35mmと考えているユーザーもおり、40mmは適度な落としどころかもしれない。 35mmと50mmはEマウントで各社から発売されており、ソニーも2本のツァイスレンズをリリースしている。
概要
同社のMilvusシリーズ同様、Batis 2/40 CFにも、曲線を強調したデザインが特徴となっている。レンズにはフォーカスリングとOLEDディスプレイがあり、合焦距離だけでなく、被写界深度も表示される。
Batis 2/40 CFは、8群9枚のレンズ構成で、開放F2.0からF22までの絞り範囲を持つ。またフィルター径は67mmで、重さは361gとされている。
ZEISS Batis 2/40 CFは他のBatisレンズとは異なり、最短合焦距離は24cmで、倍率1:3.3の「クローズフォーカス」機能を搭載する。設定は、”フル”、 “∞ – 0.4m”、 “0.5m-0.24m”の選択ができる。もちろん、「本物の」マクロではないが、クローズアップ撮影にも対応できる。
Batisシリーズラインアップ
Loxiaシリーズ同様、Batisシリーズはソニーαカメラユーザーのニーズをカバーするプライムレンズだ。