ZoomがQ2n-4Kを発表 - ミュージシャン用4Kカメラ
ポータブルオーディオレコーダーで有名な日本の企業Zoomは、Q2n-4K を発表した。これは従来のQ2nの後継機で4Kをサポートする小型カメラだ。主にミュージシャンが演奏を収録する用途を想定している。
従来のコンセプトを継承
従来のQ2nは好評を博しているが、新製品のQ2n-4KはこのQ2nに新たに4Kでの収録機能を搭載したもの。好評だった従来の形状を継承している。
このカメラは主にミュージシャンを対象に企画されており、舞台公演やコンサートの映像制作をはじめ、小さな発表会などでも大きな機材なしで4K制作することができる。更に自分の演奏をブログなどで発表するのにも適している。
小さな筐体に4K収録機能を凝縮
Q2n-4Kは、広角(150度)F2.8のレンズ、デジタルズーム、自動ゲインコントロール、HDR収録、自動露出調整機能を備えている。 microSD / SDHC / SDHXカードにMPEG-4(MOV)ファイルで記録し、最大30fps(720および1080p)/4Kで収録する。5種類の異なる視野角から選択することができ、照明にうまく適応できるように、12種類の設置を用意しているため初心者のユーザーでも簡単に使用できる。
120度にクロス配置された2つのマイクロフォンで、ステレオサウンドを収録することができる。マイクロフォンは最大120 SPL dBの音量にも対応できる。なおオーディオのみの録音も可能で、この場合は最大24bit / 96kHzのWAVファイルで収録できる。
Q2n-4KはMacとiOSに対応しており、4Kウェブカメラ時はmacOSで配信できる。また、ソーシャルネットワーク上でライブストリーミングすることも可能だ。
シンプルな構成
ズームQ2n-4Kの背面には、1.77インチ(160×128)のLCDが搭載されている。小さなディスプレイなので、映像のモニタリングに最適というわけではないが、メニューやモバイルでの収録には便利だ。
画面の両側には、計6個のボタンがあり、左側の3個はビデオ設定、右側の3個はオーディオ設定に割り当てられている。各ボタンは、対応するサブメニュー、ビデオ/ 視野角 /シーン、Lo-Cut /オーディオ/自動ゲインの設定ができる。
画面下部には、Play / Record / Stopの3個のボタンがある。
また左側には、ヘッドフォンコントロール、3.5mmジャック入出力が用意されている。右側には、マイクロHDMI出力と電源供給も兼ねたマイクロUSBポートがある。Q2n-4Kは2本の単三電池で約2時間動作する。
モノラルスピーカーも搭載されており、録音の確認ができる。
Q2n-4Kの重量は124g、大きさは58.7mm×68.5mm×83.0mmと小型軽量だ。
オプション
Q2n-4Kには、レンズフード、レンズキャップ、単三電池2個が付属している。また以下のアクセサリーが用意されている。
- 追加バッテリーケース(4倍の動作時間)
- WSU-1ウインドジャマー
- HS-1ホットシューマウント
- MA2マイクスタンドアダプター
- AD-17 ACアダプター
- ACM-1アクションカムマウント
- SCU-20ユニバーサルソフトケース
- MSM-1マイクスタンドマウント(ACM-1が別途必要)
Zoom Q2n-4Kは今月発売予定で、予約注文できる。
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